「ノブドウ」の枝葉

毎年 秋に行っている庭の伸び過ぎた木々の剪定を、老いてきたので無理はせず ぼちぼちと、数日をかけて行っている

切り取った枝葉は裁断機にかけてチップにし、そのうち土に帰るように、庭の隅に撒いている。

前日の当六兵衛ブログに、早朝散歩の道沿いに建つ資材置き場の、仮囲い鋼板の根本に 健気に生えていた小さな「ノブドウ」が、無惨に千切られていた事を書いた。

今朝 散歩で そこを通ったら、千切られた枝葉が、そのまま そこにある・・。
今 我が家の庭では、切り取った枝葉を裁断機にかけチップにして、いずれ土に還るように庭の隅に撒いている最中ではないか・・。

見捨てられた「ノブドウ」の千切られた枝葉を持ち帰り、他の枝葉と一緒にチップにして、庭に撒こう・・と、遅まきながら思いついた。
そして 我が家に持ち帰り、他の枝葉と一緒にチップにして、庭に撒いた。

何年かが過ぎれば、小さな我が庭のどこかで、「ノブドウ」のチップが、土に還ってくれるだろう・・。

 

千切られた ?!

いつも歩く散歩道沿いにある資材置き場の仮囲い鋼板の根本に生えている小さな「ノブドウ」の事を、これまで何度も当六兵衛ブログに書いてきた。
しかし 毎年のように秋には、道路脇の雑草は刈り取られてしまう。
この「ノブドウ」も例外ではなく、秋になれば刈り取られる運命にあるのだが、翌年には また 同じ「根」から、新しい「芽」を出してくれていた・・。

そして、今年も先日まで、条件の悪い道端ながら、青々とした葉を茂らせ、小さな「実」まで付けていた・・。

昨日は雨で散歩が出来なかった・・。
今朝「ノブドウ」のそばを通ると・・
やや枯れかかった「ノブドウ」が、無惨な姿で転がっていた。

よく見ると、根本から千切られている。

いつもの秋の雑草刈で 刈り取られたのなら仕方がない・・。
その場合は、刈り取った雑草はきれいに撤去されているのだ。
今回の場合、「根」のそばに「ノブドウ」の枝葉が そのまま残っている・・。
ということは、理由は分からないが 誰かが引き千切ったのかも・・。

無念!

しかし しかし、「根」は残っているのだ。
だから 来年も、可愛い枝葉を見せてくれる事を願っている・・。

ニュー マシーン!

バッファローに暮らす次女の「Instagram」に、つれあいのアッくんが庭の落ち葉掃除をしている動画を載せていた。

特に裏庭は広いから、草刈りにしても落ち葉掃除にしても 大変だろうと思う。
それにしても、こんな落ち葉を集めるマシーンがあるとは知らなかった。

この「落ち葉を集めるマシーン」の写真を「Google画像検索」で調べたら、GARDNA(ガーデナ)社製の『ローンスイーパー』というマシーンらしい。
内部のブラシが回転して、落ち葉や芝草のカスなどを効率よく掻き上げてくれるらしい。
日本の公園などで見かけるのは、吹き飛ばして落ち葉を集めるブロアー式の送風機が多いようだが。

いつも仕事が忙しいアッくんだから、こんな作業も気分転換になって良いのかもしれない。
でも、落ち葉は 果てしなく落ちてくると思うから、ほどほどにネ。

 

「不時 現象」

日赤病院の待合室横の、四隅を建物や通路に囲まれた中庭に植わっている桜木に、数輪の花が咲いていた・・。

単純に「狂い咲き」とか「返り咲き」とか云ったりする現象だが、正確には 台風などの強風で葉が落ちると、冬が来たと勘違いをし、そのあと 少し暖かい日が続いたりすると春が来たと またまた勘違いをして、花を咲かせるのだという。

気象庁の生物季節観測に於いては、そんな現象を「不時(ふじ)現象」と云うらしい。
平年と著しくかけ離れた時期に葉が落ちて花が秋に咲いたり、蝶が真冬に飛んでいたり、季節外れの時期に虫や鳥の初鳴きが生じたりする事を云うらしい。

「不時現象」という言葉を初めて知った。
しかし 六兵衛、一つ覚えると 二つ忘れてしまう・・そんな年齢だから(いや、年齢だけの所為でも ないが・・)、この言葉 いつまで覚えていられるだろう・・。

 

 

また 観られる!

どう云う訳だか 分からへんのやけど、前回の六兵衛ブログの日記に「Rチャンネル」というサイトで、日活映画『泥だらけの純情』が見放題(無料)で観られる事を知ったのも束の間、1回 観ただけの 数日後には、その見放題(無料)の枠から『泥だらけの純情』が消えてしまった・・と書いた。

それから 数日後、『泥だらけの純情』が観られないのは残念やなぁ・・と思いながら 何気に また「Rチャンネル」の見放題(無料)のコーナーに入ってみたら、なんと『泥だらけの純情』が有るではないか・・。

えっ・・どういうこと?

見放題(無料)のコーナーから『泥だらけの純情』が無くなっていたのは、決して六兵衛の見間違いやない!
勘違いでもない!
あの時の画面に、『視聴期間終了』とか『今後の放送予定はありません』などと書いとったやんか!いや・・怒ってるんやないで・・。
むしろ 喜んでるんや。
もう 日活映画の『泥だらけの純情』には会われへんやろと、思っていたんやから・・。

それにしても「Rチャンネル」、どうなってるんやろ?
もしかしたら、六兵衛の愚痴が聞こえたんかも・・。

 

いつまでも有ると思うな 親と動画配信

楽天が運営する『Rチャンネル』という動画配信サービスが、たまたま目に付いたので何気に見ていたら、「見放題(無料)」というコーナーに、1963年に公開された日活映画『泥だらけの純情』があるではないか。

六兵衛が高校生の頃、小さな町の小さな映画館で、吉永小百合さんと浜田光夫さん主演の純愛映画『泥だらけの純情』を観て、まだ純であった?六兵衛には、二人の純愛が強く印象に残り、じーさんになった今でも忘れる事の出来ないほどの映画のひとつになったのである。

その後、六兵衛が中年くらいの年齢になったとき、 一度 テレビで放映されていたのを観た記憶はある。
しかし それ以後、ネットの時代になり「YouTube」などの無料の動画サイトで、「泥だらけの純情」を探したけれど、見つけることが出来なかった。

『泥だらけの純情』(日活映画・1963年公開)
チンピラやくざの次郎(浜田光夫)は、新宿の盛り場で不良学生に因縁を付けられて困っていた外交官の令嬢・樺山真美(吉永小百合)を助けたことから、二人は次第に恋に落ちる。


ヤクザ一家から追われる身になった次郎と、樺山家を黙って出てきた真美の二人は、とりあえず逃げるために、そばを電車が通ると、一つだけぶら下がっている裸電球がゆれる・・そんな安アパートを とりあえず借りた。
しかし、余りにも二人の生きている環境に違いがあって、結局 雪山で心中をするという、ある意味 暗い結末の映画なのである。

映画の最後のシーンは、暗いイメージの音響(BGM)が流れるなか、外交官令嬢の真美(吉永小百合)の葬儀は、黒塗りの高級車が ずらりと並んで火葬場から出てくる場面であり、一方のチンピラやくざ次郎(浜田光夫)の葬式は、位牌を抱いて数人だけが火葬場から歩いて帰る場面である。
二人の心中を見付けた村人が『あんな綺麗な心中は見た事がない・・』と話していたように、映像にはないけれど二人の純愛を象徴するような心中だったらしいのだが、残った ふた家族の葬式の対比が・・・なんと言えば いいのだろうか・・。

飽きもせず六兵衛は、これまでにも当ブログに、2021年11月14日の日記『YouTube にアップ』や、2022年1月8日の日記『蓮鶴』など、何度も日活映画『泥だらけの純情』への想いを書いてきている。

2021年11月14日の日記『YouTube にアップ』

2022年1月8日の日記『蓮鶴』

そんな六兵衛なので、『Rチャンネル』で『泥だらけの純情』を無料で観る事が出来ると知って、早速『Rチャンネル』で 観た。
よ、よかった・・。

そして数日経って、もう一度『泥だらけの純情』を観ようと『Rチャンネル』の「見放題(無料)」に行ってみたら・・あれ? 無い・・。
『泥だらけの純情』が!・・無い! ・・やんか。

す、少し 冷静になって調べてみると、『泥だらけの純情』は「視聴期間終了」とあった。
もう 観られないのだろうか・・。

どうやら『Rチャンネル』の「見放題(無料)」で見ることのできる映画は、定期的に変更されるのかもしれない・・。
初めから それが分かっていれば、例え数日間だったとはいえ、飽きるほど観ておくんだったのに・・と、悔しがっても もう遅い・・。

それじゃぁ・・と、 他の動画サイトでも『泥だらけの純情』が観られるのではないかと、「U-NEXT」や「DMM TV」、「​​Amazonプライム」とかの動画配信サービスで配信されている映画を、会員にならずに調べられるだけ調べてみたけれど、日活映画『泥だらけの純情』の配信には行き当たらなかった。

例えば、動画配信サービス最大手といわれる「U-NEXT」に、『映画クラシック』という項目があって、古い映画ばかりを多く集めているコーナーがあったので、オッ!なんか、有りそうだな・・と、期待しながら調べてみたのだが・・日活映画『泥だらけの純情』は・・配信されてはなかったのだ。

日活映画の吉永さん主演の『泥だらけの純情』から十数年後に、東宝映画配給で山口百恵さんと三浦友和さんの主演で作られた『泥だらけの純情』(1977年)があるが、その映画は そこそこの動画配信サービスで配信されているようだが、それは六兵衛の求める『泥だらけの純情』ではないから、一度も観たことがない。

まぁ、「動画配信サービス」の有料会員にならなければ、どんな映画が配信されているかなどの 詳しい事は わからないのだろうが、しかし、有料云々の料金を支払い会員になって観るのは、どうにも六兵衛の性に合わず、ごめん被る のである。

いつの日か また、日活映画『泥だらけの純情』に、テレビとかネットとかで逢えることを、密かに願っている六兵衛である。

 

一個だけの柿

今年の夏は異常な暑さゆえに、世間では 野菜や果物の収穫に影響が出ているという。
我が家のささやかな畑の作物も、やはり異常高温の影響を受け、特に庭の「柿」は、まだ実が青い頃から落下が続き、全ての「柿の実」が 収穫を待たずに落ちてしまった・・。
「夏草や・・」

昨年も一昨年も、その前の年も 小さな柿の木ながら、多くの「実」を付けてくれていたのに・・。

今年は すべての「実」が 落ちてしまった・・と、諦めていた・・のだが
それが、それが なんと! 一つだけだが 落ちずに残っている「柿の実」があった。貴重な一個だけ残っていた「実」は、少し暑さ負けをしたのだろう・・ どことなく色が悪いような感じもするけれど、酷暑を克服し根性を見せてくれた「柿の実」を、感動と感謝をしつつ収穫した。そして 再び、感動と感謝を込めて 六兵衛ひとりで食した。
『ちょっと 硬いけど、う、うまい!・・』

 

 

「充電停止中」

六兵衛が睡眠中の子守唄代わりに、ポッドキャストなどからの音声を流しているiPadが、突然 充電が出来なくなった。
画面を見ると「充電停止中」との文言がある。

ど、どうした?・・バッテリーが壊れたんか?

こんな事は初めての経験だ。
とうとう このiPadも寿命が来たか・・。
何しろ この「iPad 無印」は(第5世代・iOS 10.2.1・32GB)で2017年3月に製造されているから、そこそこ古いのだ。
しかし だからといって、このまま諦めるわけにもいかず、「充電停止中」となった場合の対処の方法をサイトで調べてみた。

充電ケーブルや電源アダプタを変えてみる・・とか、ライトニング端子の差し込み口を掃除してみる・・とかの方法で直る場合があるらしい。

ライトニング端子用充電ケーブルを別のに変えて充電を試みたが、充電できなかった。
だから ちょっと不安だったけれど、iPadの差し込み口を掃除してみようと思い、ネットに書いてあったように、爪楊枝の先の方を差し込み口の中に入りやすい厚さに削って、差し込み口の中のホコリを取り出すつもりで、そ〜っと そ〜っと やってみた・・。

・・とはいっても、目に見えてホコリが取れた・・とは思えなかったけれど、その後 充電ケーブルを差し込んで試してみたら、おぉ!充電を始めてくれたではないか。

感謝!!

 

今朝の朝焼け

2024年10月10日 午前 5時49分。

つれあいと早朝散歩に出かける前の東の空。

燃えている・・。

 

文庫本『お鳥見女房』・・

諸田玲子さんの文庫本『お鳥見女房・別れの季節』(新潮文庫)を読み終えた。第8巻目、最終巻である。

『江戸時代後期、将軍が軍事訓練の名目で行う鷹狩りの下準備をする役目の「お鳥見役」には、幕府の密偵という裏の役目があった。
江戸郊外、雑司ケ谷のお鳥見役の組屋敷に暮らす矢島家は、当主が任務のため長く旅に出たあとの留守宅を、女房の珠世が切り盛りしている。そんな矢島家に、ある日、沢山の子どもを連れた浪人が押しかけて来る。
その後も さまざまな難題や心配事が起きるが、持ち前の明るさと
適切な機転で諸問題を解決していく矢島家の女房・珠世と、その家族たちの物語である。』

連作短編集『お鳥見女房』は、雑誌「小説新潮」に掲載されたあと、2001年には単行本が、2005年には文庫本も発売された。

そして、文庫本での最終巻となる第8巻『お鳥見女房・別れの季節』は、2022年に発売されているように、長い年月をかけて書かれた連作短編集で、諸田玲子さんの代表作のひとつと言えるだろう。

文庫本『お鳥見女房』の全8巻のうちの、第1巻、第2巻、第6巻、第7巻、そして最後の第8巻と「カバー表紙絵」には、主人公の珠世が書かれているのだが(第3巻、第4巻、第5巻の場合は、後に​​長男・久太郎の嫁になる鷹姫さんが表紙を飾っている・・)、最後の第8巻を手にとって 気がついた事がある・・。
第8巻のカバー表紙絵に描かれている珠世の顔が、それまでの珠世の顔とは 少し違うように描かれていて、それは 年齢を重ねてきた女性を思わせる顔立ちになっていたことだ。
物語が始まった頃は まだ幼かった子供たちも、それぞれが独立をし 子を持つ(珠世にとっては孫)親になっているほどの、
20数年の間の長い年月を経た家族の物語なのだから、考えれば 当然なのだろうが・・。

・・と、文庫本『お鳥見女房』の「カバー表紙絵」の事を書いたついでに、この表紙絵を描かれているイラストレーターの深井 国さんという方の話しを少し・・。


六兵衛がまだ中学生だった
昭和30年代の貸本漫画が全盛の頃、「深井日郎」とか「深井ヒロー」、「フカイヒロー」などのペンネームで、少し変わった絵柄の(子供の六兵衛には そう思えた)漫画を描いておられた方が『お鳥見女房』のカバー表紙絵を描いておられるのだが、このカバー表紙絵の絵柄に、昔の深井さんの漫画絵を思い出させる何かがある・・。

そんな こんな 今日も、六兵衛の他愛もない独り言である・・。