摂理だ もの・・

2019年も終わろうとしている・・。

 

毎年のことだが、1年が過ぎ去る速さに驚く。

そんなことを 60歳代後半あたりから、特に感じ始めた。

 

今更 自慢する事でもないが、六兵衛は老人である。

73年を生きて来て、指を折って数えられる程の残りの生を

意識する年齢になった。

人間、この世に生を受けた時から、命の終りへ向けて歩むは

自然の摂理だろう。

悟ったような生意気を云ったが、まだ実感などない今だから

云えるのだ。


以前 遊びで作った「マンガ絵」が、
パソコンの隅っこから出て来たので
懐かしシリーズで掲載する・・その17

 

残る一日一日を ゆるやかに 穏やかに出来るだけ何もせず

無駄なく使い切れるものなら使い切りたいと望み

気がつけば、一日が 一生が 終わっていれば理想だろう。

 

結局 六兵衛の、終(つい)を意識しながらの残りの日々に

つれあいと二人で、ただ ぼんやりと のんびりと

季節(とき)を重ねて終わりを迎えられれば

それが幸せなのだと、都合の良いことばかりを考える

六兵衛なのである。

 

・・・・・・

年の終わりに、いったい何を云いたいのか

自分でも分からないほどに、何となく なんとなく・・

怠け者の六兵衛のカッコ付けた言い訳で1年が・・終わる。

 

懐かし街

歳を取ると昔を懐かしがって、 思い出話しが増えるというが

六兵衛も また同様で、50年以上も前の おぼろで遠い昔の

記憶の事々を、時々 懐かしく思い出す。

 

特に 六兵衛が20歳代前半の頃の、わずかに5年足らずの短い

期間だったが、大都会 東京での暮らしを懐かしく思い出す。

 

四国の片田者が、初めての東京で暮らし始めた。

東京とはいえ、何処かに まだ ”戦後” が残っている頃の事で

田舎者の六兵衛でも、何故か不思議に馴染めた。


だいぶ以前に遊びで作った「マンガ絵」が、
パソコンの隅っこから
出て来たので 懐かしくて掲載する・・その16

 

その頃の友人達とは、今では もう音信不通になっているが

特に親しかった友人の一人で1歳年上のサブローさんは

今は北陸の故郷で暮らしておられるが

長く年賀状のやり取りを続け、数年前からは時々 手紙や

電話の交流も再開した。

 

東京を離れて半世紀 近くが過ぎた。

サブローさんには それ以後、サブローさんが結婚をして

東京の団地に暮らす新婚のサブローさんを訪ねて以来

一度も会う事はなかったが

老いてきた所為か この頃 特にもう一度サブローさんに

会ってみたいと思うようになった。

そして 出来る事なら、若き日を過ごした思い出の東京の

飯田橋辺りや神楽坂の坂道を、二人で訪れてみたい・・。

 

 

六兵衛は大阪から 東海道新幹線に乗って・・

サブローさんは 金沢から北陸新幹線で東京へ向かい・・

東京の何処かで落ち合って、再会しよう・・。

そして 二人で懐かしい東京の あちこちを訪れて・・。

多分 二人は 年齢の事など忘れて

50年前の青春の頃に 戻るでしょう。

 

「思い出の場所」は変わってるやろか・・。

あの頃の東京を探そうとしても、無理かもしれへん・・。

今の大都会の喧騒に、ついていけるやろか・・。

・・などと 変わり過ぎた東京で ジーさん二人が

ウロウロする様を 想像するのは 楽しい。

 

仕事もリタイアし、それなりに自由になった 今なら・・

身体も まだ、そこそこなら動ける 今なら・・

そして 何より「行こう!」と 決めさえすれば・・

さほど無理なく「東京見物」が出来るのだろうに

いざとなると六兵衛は腰が重くなり

サブローさんに『東京へ行こう!』と声掛けもせず

だから そうなれば楽しいだろうと 想像するだけで

行動に移せないでいる。

 

お互いに もう老人である。

残っている時間は決して長くはない。

今 腰を上げて行動しないと・・と 思うのだが・・。

 

涙 腺 ・・?

・・・ティッシュを取り 鼻水をすすっていると

『この頃 毎日泣いてるネ・・』と、自分も鼻水をすすりながら

つれあいが 六兵衛に言う。

 

朝食のときの、朝7時台に放映されるNHK BS放送『おしん』

の再放映と、それに続く連続テレビ小説『マーガレット』を

観ていてのことだ。

 

 

前回 放映された連続テレビ小説『なつぞら』の

戦争で両親を失った少女「なつ」と、北海道・十勝の大自然の

厳しさの中で、開拓者精神にあふれた 強く優しい大人たちとの

心のふれあいに、たびたび 涙したものだった。

 

今 放映されている『マーガレット』や、その前の時間に再放映

されている『おしん』などを観ていても 泣けてくるのは

人々の心のふれあいに涙を誘われる・・というよりも

六兵衛やつれあいも歳をとって、単に 涙腺が弱くなったという

それだけの理由なのかもしれないとも 思ったりする・・。

( 多分 つれあいは ”歳の所為” とは認めへんやろなぁ・・。)

 

モントリオールの貸し農園にて

朝食の後、「世界ふれあい街歩き」というNHK BSの朝8時

からの再放送番組を、歯を磨きながら観ていたら

カナダのモントリオールの街をブラブラと歩いていた。

この番組は よく観る。

世界の街の あちこちを、カメラを先頭に「歩く」番組だ。


                 カナダ・モントリオールの街

 

番組の中で、街中にある貸し農園のようなところを訪ね

そこで野菜の収穫をしていた女性に声をかけた。

2,3種類の野菜のことなどを聞いたあとで

『野菜作りは 楽しいですか?』と女性に質問したら

『もちろん! 太陽のおかげネ』との返事が返ってきた。

 

六兵衛も 小さいが庭の畑で野菜を作っている・・。

これまで『野菜作りは楽しいですか?』などと

聞かれたことはないが

もし誰かに そのように聞かれたとしても

『太陽のおかげネ』なんて シャレた返答は出来そうもない。

 

源助大根

上の池公園そばに そびえ立つ「アベマキ」の木・・。

「アベマキ」を辞書で調べると「棈」と書くらしい。

「棈」は冬の装い・・

 

 

秋の始めにタネを蒔いた「源助大根」の最初の収穫である。

あまり深くもない我が家の庭の畑だがら、やや短めの

源助大根を植えたのだ。

あまり深くもない我が家の庭の畑だがら、やや短めの

源助大根を植えたのだ。

 

 

「大根」の方は、六兵衛の大好きな「紅白なます」に・・。

「葉っぱ」の方は 小さく刻んで、塩を少々ふりかけて揉み

浅漬けにして、花かつおに まぶして食べると最高にうまい。

 

今日 早速つれあいが、「紅白なます」を作ってくれるという。

さっき畑から取ってきた大根と、買い置きの人参を千切りにして

少々の塩をふり、水気が出たら よく絞って・・

それぞれに 好みの量の「酢」をかけ、「刻み昆布」も加えて

軽く かき混ぜて 出来上がり。

 

丁度 昼前に出来上がったので、昼食時に『いただきまーす』。

 

 

同じときに塩漬けをしてくれていた大根の葉っぱの浅漬けが

夕食時には出来上がって食べた。

『ごちそうさまーっ!』

 

 

「紅白なます」も「葉っぱの浅漬け」も

今朝 取り立てだから新鮮で うれしいーっ!!

 

そして、すぐに作ってくれた つれあいに 感謝!

そして そして、畑仕事が出来ることに感謝!

 

見たくない顔ばっか!

このところ続けてブログに、安倍政権への悪口雑言を書いてきた。

何しろ、有るものを無いといって ごまかし通そうとするし

後ろめたい所為か、証拠となるデータはすぐ処分させる。

役人などには 出世を餌にして、人に非らずの忖度をさせる。

そんなこんなで 安倍政権のやっている事はメチャクチャで

国家としての体をなしていない。

 

年が明けた来年 早々の1月20日頃から 6月半ば頃までの

約150日間、通常国会が開かれる予定だから

『 決して逃がさん!首を洗って 待ってろ!』・・と言いたい

ところなのだが、何とも 野党 第1党がダラシナイ・・。

 

2年前の秋に「安倍政権の暴走に歯止めをかける」といって

新党「立憲民主党」を結党した代表の枝野さんに

勢いのあったのは結党時の選挙の時までで

その後は どうにも ”暴走に歯止め” どころか

ますます 暴走を許してしまっている尻すぼみ状態である。


孫たちが まだ小さかった頃に遊びで作った「マンガ絵」が
パソコンの隅っこから出て来たので 懐かしくて掲載する・・その15

 

こんな最低の政治の状況下で、愚痴やボヤキばかりではなく

たとえ ささやかでも、せめて何か六兵衛に出来る事はないか

と 考えたりもするが

結局 六兵衛が 何かの行動を起こす事もなく

精々が こうやって愚痴をこぼして 憂さを晴らすのみなのだ。

 

 

せめて次の選挙には、強い意志を込めて1票を投じたいと

思う六兵衛なのであります!

 

” 奴 ”ら・・

結局 六兵衛は、 ”奴”が 嫌いなんだ・・。

 

何かのハズミで、軽薄な多くの国民に人気が出た ”奴”を

ずる賢い連中が ”奴”を担ぎ上げて、国のトップに座らせた。

”奴”は 政治家とか実業家とかの何代も続いた家系の坊ちゃん

だから、周りからチヤホヤされて育ってしまった。

 

だから、周りに担ぎ上げられて国のトップに立っても

表面上の格好良さだけを言葉にしていれば良かったし

他者を想う・・などという人間らしい事は 一度も経験せず

だから『美しい国』を目指すとした国家像を ”奴”が

よく口にするのも、耳に心地が良い言葉を単なる思いつきで

言い出したのだろうと想像する。

 

その上、トップに座った坊ちゃん育ちの ”奴” や

その取り巻き連中までもが、未来のことなど考えもせず

また、目先の「利」ばかりを得ようとする多くの愚かな国民が

 ”奴” を支持する事で、グズグズの坊ちゃん政権を

長く続かせてしまっているようだ。

 

ついでだから言ってしまうが・・

この頃は、政治家の2世3世ばかりが目に付くようになった。

「地盤・看板・鞄」という選挙で必要とされる3つの要素が

当人が努力もせずに すでに出来上がっている2、3世の議員は

「阿呆」でも「凡」でも、選挙では有利になるという。

やはり選挙民にも、多くのアホが おるということやろ・・。

 

本来 政治家を志す者は、未来に望むビジョンを持ち

努力とか知識とか能力とかを目一杯 発揮した洞察力で

社会の欲求を正確に感じ取る力を自分自身で身に付けなければ

坊ちゃん育ちの”奴”のように、近い将来 国をボロボロにする。

 

坊ちゃんだから、褒められ おだてられたら 喜ぶが

委員会で質問者に少しでも批判をされれば

自分の席から野次を飛ばす。

 

結局 六兵衛は、 ”奴”が 嫌いなんだ・・と 思う。

 

道を失う

『欲深き人の心と降る雪は、積もるにつれて道を失う。』

 

今に始まった事ではないが、緊張感のない安倍政治の

「おごり」や「緩み」で「桜を見る会」が大問題になった。

しかし そのうち、世間の関心は薄れるだろうと高をくくり

審議は十分に尽くしたとして、強引に臨時国会を閉会した。

 

2012年12月に第2次安倍内閣が発足してから

徐々に安倍政治が権力を独占する体制を作り

自民党内や官僚、不正を取り締まるべき検察や司法は

政府の言いなりの骨抜きになり

その上に多くの愚かな国民がいて、今日の安倍政治の

緊張感のない「おごり」や「緩み」を正す事が

出来ないでいる。

 

地位や権力、名誉や金などに、すがるが如く欲深い人間は

いつの世にも いるとはいうものの、ここまで そんな亡者達が

並び はびこるのも、珍しいのではないか。

 


六兵衛が以前 作っていた「大衆娯楽小説は文庫本で」というブログの中の
2012年の冬の頃に「さし絵」として掲載していた143作目のカット絵。

 

『♪ 金もいらなきゃ女もいらぬ、あたしゃ も少し背が欲しい』

と歌っていたのは、昔 ラジオからよく流れていた

浪曲漫才グループ「玉川カルテット」のギャグだが・・

それはさておき、今日の日記の書き出しの言葉・・

『欲深き人の心と降る雪は、積もるにつれて道を失う。』は

正に今日の政治状況を言い得て妙である。

 

「幕末の三舟」と云われた高橋泥舟という人の言葉だという。

※ 高橋泥舟とは、幕末の三舟の一人といわれた人、泥舟は後年の「号」。
( 勝海舟と山岡鉄舟、そして鉄舟の義理の兄になる高橋泥舟の三人を
「幕末の三舟」といったという。)
泥舟は旗本・山岡正業の次男として生まれる、本名は精一郎。
後に母方の高橋を継いで高橋 精一郎となり、「泥舟」と号す。

 

桜の下で 大騒ぎ

「桜を見る会」においての、安倍首相と安倍晋三後援会の

「公職選挙法」と「政治資金規正法」違反で追い詰められた

安倍政権だが、野党の年末の臨時国会の延長要求を蹴って

閉会として 逃げた。

 

安倍一党と官僚を含む一味連の、国会での なりふり構わずの

対応ぶりには、滅茶苦茶で喜劇以下で 笑えもしない。

これが国の最高機関の国会答弁として通るというのだから

この国の行く末には 不安ばかりが残る。

政治家も官僚も、取り締まる検察も報道する大手メディアも

現政権の方ばかりを向く愚か者ばかりになった。

 

しかし 何より一番の愚か者は、このような権力者のおごりや

権力の私物化という大きな問題にさえ反応が鈍く

己さえ良ければ、今さえ良ければ いいとの身勝手な考えが

結果的に 国として体をなしていない安倍政治を存続させて

しまっている事に気付こうとしない国民が多くいる。

 

今のままでは近い将来、日本は潰れてしまうだろう。

そんな愚か者をも含めた国民が、大きなツケを負うことに

なったとき、後悔しても 後の祭りだ。

 

このタンクは なぁに?

芥川堤道の散歩へ行く道には、何通りかのコースがあるが

そのうちの 一つに、「名神高速道路」を見下ろしながら通る

側道のコースがある。

 

高速道路の音はうるさいし、殺風景な側道だけど

たまには気分を変えて・・と、そんな感じて通ったりする。

 

その側道の山の斜面に、タンク風な物体が並んでいる。

以前から その存在は知っていたが、特に興味が湧く事もなく

通り過ぎていたが、数日前あたりから疑問に思い始めた。

 

何だろう?

何の為に?

何かの液体とか、ガスとかが入っているようなタンクでは

なさそうな感じの、割と大雑把な作りの 直径 3mほどのタンク

が4基、山の斜面に存在している。

その並んだタンクの下方の斜面の壁には

コンクリートで固定された得体の知れない「突起物」が

たくさん取り付けられている。

突起物の中には電気の配線らしき物が絡まっているものもある。

 

この辺りの周辺には工場などはない。

単なる高速道路の側道で、この「タンク」や「突起物」に

意味があるとすれば、高速道路の運営上必要な 何か・・とも

考えられるのだが・・。

 

フト 思いついたのは・・

「Google地図」の写真版の真上から写した画像なら

このタンクを上から覗けるはずだから

「タンク」の中を見られるかもしれない・・。

早速 帰ってGoogle地図を拡大して見てみたが

 

鮮明さに欠けるし、第一 撮影時期の違いだろうか

Google地図の空中写真には、タンクが隠れるほどの木が茂って

いて、タンク自体が写っていないのだ。

 

次に、Google地図を見ていて気が付いたのだが

このタンクのある山に、「岡本山古墳」という文字があった。

近くに暮らしながら 六兵衛は「岡本山古墳」という古墳の

存在を知らなかったが、どうやら3世紀後半に存在した

「三島の王」という人物を埋葬した古墳だという。

この地域には「今城塚古墳」を始め、たくさんの古墳が

存在しているのだ。

 

謎の「タンク」と「突起物」が「岡本山古墳」の何らかの為に

存在しているのかどうかを知るために、「岡本山古墳」の事を

ネットで調べてみた。

 

「岡本山古墳」の事を書いたサイトがあって

何枚かの写真があり、その中に「タンク」の写真もあって

一瞬『繋がった!』と喜んだのだが

詳しく見ていっても 特に、そのタンクの説明はない。

たまたま 写ったのだろうか・・。

 

藁をもすがるつもりで「タンクと突起物」の写真を

「Googleの画像検索」でも調べてみたが・・

 

特に目を引くような、参考になる画像は見つからない・・。

 

わからへんもんは わからへんなぁ〜・・。