春の準備

梅は咲いたか・・

梅の花

 

桜はまだかいな・・

桜の蕾

 

六兵衛の いつもの散歩道、「上の池」や「芥川堤道」を歩けば

春の準備が始まったようで、日本列島も この時期は三寒四温を

繰り返しながら、そのうち本格的な春がやって来る・・。

 

水仙の花

1月2月の寒い頃に 他の花々より先に咲き始め

自らは寒さに耐え、『もうすぐ春が来るから楽しみに待て』と

教えてくれる水仙の花も、その役目を終えようとしてか

咲く花の勢いに、そろそろ陰りが見え始めた・・。

 

菜の花

今は 菜の花が盛んに咲き・・

 

花1

名も知らぬ 可愛い花も咲き始めた・・。

 

そして・・

木の芽1

あちらでも・・

蕾1

こちらでも・・

蕾3

・・木々の蕾が膨らみ始めた。

 

猫柳の芽

ネコヤナギの綿帽子が、もこもこと春の光を吸い込み・・

 

どことなく ぬるくなった気配の上の池公園の水際に立つ

枝垂れ柳の枝にも、柔らかな緑の芽吹きが揺れ始まっている・・。

枝垂れ柳

 

今日は 良い天気・・

光の強さ1

射す陽の光も、心なしか強いように感じられた。

 

いつの頃からか・・

まだ 利用したことはないが、「U-NEXT」「Hulu」

「Netflix」「Amazonプライム・ビデオ」等々

動画配信サービスは数多くあるようだ。

しかし それらの「動画配信サービス」には、六兵衛が好みとする

昔の映画などは、あまり配信されていないようだ。

むしろ「YouTube」の方が、完璧な映像ではないにしても

いつでも無料で観られて、いいように思う・・。

 

まだ 利用したことはないが「Amazon Music」「Apple Music」

「Google Play Music」「YouTube Music」等々

音楽配信サービスは、数多くあるらしい。

 

しかし それらの「音楽配信サービス」には

六兵衛が聴きたくなるような昔の歌謡曲などは

あまり提供されて いないらしい。

むしろ 「YouTube」の方が、多少の音は悪くても

無料のうえ いつでも聴けて、いいように思う・・。

 

いつの頃からか、日本の映画には重厚さ みたいなものが

なくなって、テレビ番組の延長のような感じがする。

作品自体も役者さんも、何だか軽くなったような気がする。

 

いつの頃からか、たぶん歌手のことを「アーティスト」などと

呼ぶようになった辺りからだと思うが

理屈っぽい歌ばかりが増えたようで、だから この頃の歌には

どうにも親しみが湧かない六兵衛なのである。

 

「工場出荷時」状態に・・その2

〈 前回からの続き・・〉

古くなった「Windows10」の初期化を始める・・。

 

まず「Windows10」を起動し、スタートメニューの「設定」

から「更新とセキュリティ」→「回復」へと進む。

『このPCを初期状態に戻す』を選び・・

 

『すべて削除する』を選ぶ。

 

続いて『リセット』をクリック。

 

・・しばらく 待つ。

小1時間後に「削除」は終了したと思う。

ここまで作業は スムースに進み、新たな設定をする為の

パソコンを起動する『PC起動中』状態になる。

・・・・・しかし、しかし

いつまで経っても、ここから先に進まない。

 

さて、ならば どうする?・・ネットで調べてみた。

電源ボタンを長押し、切ったり入れたりを繰り返す・・とあり

そのように実行すると、『Preparing Automatic Repair』の

画面に変わった。

日本語に訳すと『自動修復しています』という事らしい。

・・・・・

しかし 結局、自動修復をしたのかどうか・・

『PCが正常に起動しない』との表示が出たり・・・

『再起動しています』との画面になったりしながら・・

・・・・結局、その先へは 進んでくれない。

 

再度、ネットで調べた。

『リカバリメディアというディスクを入れる・・云々』という

文言があって、六兵衛は フト!思い出した。

10年前、このWindowsパソコンを一緒に購入してくれた次女

とアッくんが、六兵衛の代わりに その初期設定をしてくれた時

リカバリ用の「CD」を作ってくれていた事を・・。

 

その夜は遅くなったので 次の日、リカバリ用のCD1枚と

バックアップ用のCD5枚を探し出してきた。

 

リカバリ用のCDをセットしたり・・

バックアップ用のCDをセットしたりしたが・・

『再起動しています』との画面が出るばかりで・・

相変わらず 「再起動画面」には進んでくれない。

 

次に「Shift」キーを押しながら電源を入れる試みをしてみたが

『Preparing Automatic Repair』の画面になり

自動修復・オプション

「自動修復」から「オプションの選択」画面で「続行」を

クリックしたのだが、ここでも再起動してくれない。

 

あれやこれやの作業を、時間をかけて重ねたが

行ったり来たりの繰り返しが続くばかりで

結局 新たな初期設定の画面には なってくれず

六兵衛の頭の中は、こんがらがって コンガラがって

何がなんだか 分からなくなってしまった・・。

 

ささやかな知識と、頼りない頭で、六兵衛は 頑張ったが

どうせ もう、使うこともない「Windows10」なんやし

取り敢えずの初期化処理だけは確実に実行されていていると

思うから、六兵衛の個人データは消えているはずで

今更もう 再起動などが出来なくてもええやろ・・と

自ら慰めながらも、どうも なんか・・中途半端な結末の

六兵衛なのである。

 

「工場出荷時」状態に・・

我が家には、古くなって 今では ほとんど使わなくなった

WindowsパソコンとiPadが、それぞれ1台ずつある。

2010年の秋に購入した「Windows 8」(後に10にアップ)

その翌年の7月に、サンフランシスコ州サニータウンの街で

購入した「iPad 2」だ。

その「iPad 2」のバージョンは iOS 9.3.5で、『最新です』との

表示がされていてバージョンアップは出来ないし、アプリは

インストールが出来ないほど『お前は古い!』と云われる。

その上、いつの間にか電源が勝手に切れるなどの症状が出るように

なった古強者でもある。


孫たちが まだ小さかった頃に、遊びで作った「マンガ絵」が
パソコンの隅っこに残っているので、 懐かしシリーズで掲載する。

 

その前年の2010年の秋、当時 サンフランシスコ州

サニータウンに暮らしていた次女と つれあいのアッくんが

休暇で我が家に帰省した折に、購入時のあれこれを手伝って

もらった「Windows 8」を、我が家に迎えて10年が過ぎた。

 

但し この頃は、その後に購入したMacパソコンを使うことが多く

ついついWindowsパソコンは 放ったらかしの状態であった。

だからかどうか、先日 たまにはWindowsの機嫌を取ろうと思い

動かそうとしたのだが、どうにも思うように動かないのだ。

パソコン未熟者の六兵衛ゆえに、しばらくWindowsに触っていない

ものだから、肝心な操作方法も忘れがちで覚束なかった事も

スムースに動かない理由の一つだったとは思うが・・。

 

結局 考えて、「iPad 2」と「Windows10」の処分 云々は

別にして、とりあえず それら2台の初期化をする事にした。

 

「iPad 2」の初期化は、大した問題もなくスムースに作業は

終わり、「iPad 2」内に残っていた六兵衛の個人データは消え

「工場出荷状態」になったはずだ。

 

問題は もう一つの初期化、「Windows10」であった。

 

【 長くなりそうなので、次回に続く・・のだ。】

 

またまたまたまた 市兵衛さん!

当ブログに、これまでに 何度も何度も、祥伝社の文庫本

『風の市兵衛』シリーズのことを書いてきたが、性懲りもなく

今日も また書いている・・。

 

市兵衛さんの小説『風の市兵衛』シリーズは 第20巻で

取り敢えず終了し、新たに『風の市兵衛 弐』のシリーズが

始まっている。

現在では その8巻目「乱れ雲」が、出版されたばかりだ。

その『風の市兵衛 弐』シリーズの第7巻目「残照の剣」が

昨年の8月に発売されていたが、中古本として すぐには安くならず

今年 1月8日に第8巻目の「乱れ雲」が出版されたことで

第7巻の「残照の剣」も、中古本として価格が安くなるだろうと

期待をしていたのだが、「BOOK・OFF」「NET・OFF」

そして「駿河屋」などの中古本通販サイトを調べてみても

1ヶ月が過ぎた その後も、第7巻「残照の剣」の中古価格は

六兵衛が期待したようには 安くならなかった。

 

そんな こんなで、寝る前の30分ほど、再読用の本棚から

『風の市兵衛』の第1巻からを順次 取り出して

少しでも気を紛らわそうと、何度目かの再読を始めたりした。

 

そんな健気な六兵衛を、やはり『 天は我を見捨てず!』・・

とうとう先日「駿河屋」では、第7巻「残照の剣」の中古本の

値段が、¥300に下がったのだ・・・。

そう! 『 買い!』なのである。

第7巻「残照の剣」の定価は¥759だから、半値以上の

値下がりになり、中古本を買う意義があるというものだ・・。

残照の剣

 

ついでに10数冊の他の中古本も一緒に購入した。

そして今 我が家の未読用の本棚には、タイトル名は残照・・

だが、『風の市兵衛 弐』シリーズ第7巻「残照の剣」が

” 燦々 ” と輝きを放っているのだが・・すぐには 読まない。

いや 読めない・・と、いうべきか・・。

 

表の畑も あるでよ・・

昨年の9月初め頃に始めた裏の畑作りは、秋が終わる頃には

四つの畝が並ぶ畑が出来上がり、今は エンドウ豆やニンニク

春菊や小松菜、蕪など、何種類かの野菜を作っている。

4つの畝

手作りの簡易な温室も作り、寒い冬の季節にも備えた。

畑の周囲には、元々 表の庭に植っていた何本かの木を移植し

植木屋さんで 新たに購入したスモモや無花果、ブルーベリー

などの 実の成る木を植えたりと、秋は 結構 忙しく働いた。

そのうち裏の畑作りも とりあえず一段落して、季節も寒い冬に

なってきて、だんだんと畑作業も少なくなってくる。

 

そんなこんな、昨年の秋から 裏の畑の作業ばかりに気を取られ

結果 表の畑が ほったらかしになってしまっていた。

表の畑に植えたままのパセリや大根、レタスなどの育ちが

あまり良くない。

耕す前

昨日は、2月にしては 割と暖かな一日だったから

そんな表の野菜の畑の、草をむしったり追肥を与えたえるなど

機嫌をとるように手入れをした。

ただ レタスだけは、ほったらかしにされて拗ねたのか

それとも冬の寒さが厳しかったからか、育ち具合が今ひとつで

だから ジュースにでもするつもりで、全部引き抜いた。

レタスを引き抜いた後の畑は、土を耕し 新しい空気を与え

「鶏糞」などの肥料をまいて春まで休ませることにした。

耕した後

 

耕し直した畑に 目敏いヒヨドリが、地中に冬眠中の虫か

植物の実かタネかの「エサ」を ついばみにきた・・。

写真を撮ろうと、まず土で汚れた作業用手袋を外し

ポケットからスマホを取り出し、設定をカメラにして

シャッターを押そうとしたら、六兵衛に気付いたのか

一瞬 早くヒヨドリは飛び立ってしまった。

ヒヨドリ

それでも 遠くまでは飛んで行かず、簡易車庫の屋根にとまり

さも『写すんなら 早くせーよ・・』というように

さりげなく後ろ姿を見せる。

 

下の写真は、ヒヨドリが さも畑に飛んで来た時のように

写真を合成して作った。

合成写真

 

「大草原の小さな家」のインガルス一家の まるで家族みたいに

さりげなく腕に抱かれたサイダーのようには いかないが・・・。

わかるか ナァ〜・・。

 

バージョンアップの後遺症・・

先日 何気に、我が「MacBook Air」のメニューバーにある

「WI-Fi」マークをクリックしたら

下図のような小窓が現れた。

 

『安全性が低いので、セキュリティタイプを

WPA2/WPA3パーソナル(AES)にするように

ルーターを設定してください』との文言が書かれていた・・。

 

安全性が低い・・となれば、直ぐにでも何とか しなければ!

しかし、「Wi-Fi」で使用している「モデム」や「ルーター」

などの扱いは、六兵衛には さっぱり分からない。

『WPA2/WPA3パーソナル(AES)』とか何とか言われても

ルーターの設定のやり直しなど 分かるはずもない。

 

自分だけでは どうにもならず、契約しているプロバイダの

「J:COM」に聞く方法しかなく、取り敢えず「J.COM」の

カスタマーズ センターへ質問のメールを出した。

 

次の日、カスタマーズ センターから返事のメールが届いた。

その説明には、『安全性が低くなった・・との小窓が

出るようになった原因は、数日前に 我が「MacBook Air」を

「macOS Big Sur」にアップグレードしたことによる可能性が

ある・・』とのことだ。

しかし、初期設定の暗号化方式のままで利用している場合は

安全性に問題がある訳ではないので、特に設定変更などせず

そのまま利用は出来る・・ともあった。

その上で、それでも設定を変更をして小窓を出さないように

する方法も書いていたので、IT機器には未熟な六兵衛だが

思い切って挑戦した。

 

あれやこれや、緊張しながら 慣れない作業工程を進む・・。

 

指示通りの作業を 何とか やり終え、メニューバーの

Wi-Fiマークをクリックした・・。

上記のような小窓が現れ、Wi-Fiは 安全になったようだ。

・・よかった。

 

それにしても『MacOS Big Sur 11.1』にバージョンアップを

した後遺症として、「Wi-Fi」の設定にも影響があったわけで

他にも何かバージョンアップの影響が・・とも考えられるが

その時は その時だ・・と、思うしかない六兵衛でもある・・。

 

新バージョン・・

昨年の秋、Mac OSの新しいバージョン「macOS Big Sur」の

発表があった。

とはいっても、 六兵衛が使っている「MacBook Air」に

直ぐにバージョンアップなど しない事に決めていた。

 

なにしろ、昨年11月27日の日記『MacOS Big Sur 11.1』にも

書いているように、バージョン「Mojave」から新バージョンの

「Catalina」にアップされた時にバージョンアップをすれば

六兵衛の手には負えない問題が出てくる可能性もあって

だから直ぐには「Catalina」へのバージョンアップを

躊躇していたのだが、バージョンアップをしないままだと

デスクトップ画面の「システム環境設定」の歯車マーク

いつまでもくっついたまま消えずに、目障りだったのだ。

 

目障りが辛抱できず、結局 新バージョン「Catalina」に

アップをしてしまったが、結果「ミュージック」アプリが

六兵衛なりの使い方が出来なくなり、他にも それまでとは少し

勝手の違いなどがあって、パソコン未熟者の六兵衛としては

慣れるまで、いささか手間がかかり戸惑った経緯があった。

 

だから、だから・・今回のバージョンアップは

簡単には行わないぞ!・・と、強く決めていたのだ。

 

『・・今回は 負けへん!

歯車のマークに が付いていたかて ナンボのもんじゃい!

気にせえへんで! 気にしたるかい!・・』

 

こんなセリフを、ほんの2ヶ月前に新しいOSが発表された

時から、強く思っていていたのに・・。

そんな思いを、日記にも書いたりしていたのに・・。

それなのに、たった2ヶ月でアッサリと

今回もまた 目障りなの軍門に下ってしまい

結局 新しいOS『MacOS Big Sur 11.1』のバージョンアップを

行う事にした。

 

今回 バージョンアップをする事で 最も気になっていたのは

「MacBook Air」に入っている 整理とセキュリティ保護が目的

の有料アプリ『CleanMyMac X』や、フリーペイントツールの

『FireAlpaca』、そして はがき印刷用の『住所録』など諸々の

アプリが、バージョンアップ後にスムースに動いてくれるかを

心配しのだが、『CleanMyMac X』や『FireAlpaca』など

特に問題もなく動いてくれた。

 

しかし、プライバシーやウイルスなどから「Mac」を守る無料

の「Sophos Home」を再設定する場合に・・

「システム環境設定」内の「セキュリティとプライバシー」で

 ”鍵” が解除 出来ない状態になっていて

「Touch ID」や「iCloud」などのアプリの設定をする為の

パスワードが、受け付けてくれなくなっていた。

 

そこで 「macOS Big Sur」にバージョンアップした後に起きる

可能性のある問題点を、ネットで調べてみたら

『システム環境設定のロックが解除出来なくなる不具合が

生じている・・』とのサイトを見つけた。

そのサイトによると、『Apple T2 チップを搭載したMacは

SMCをリセットすれば良い・・』と、そんな事を書いている。

我が MacBook Airのハードウェア内の「コントローラ情報」を

見ると、確かに『 T2 チップ 』との表示がある。

だから、「SMC」なるもののリセットとやらをするべく再度

サイトで その方法を調べた。

Macの電源を強制的に落とし、「option」などと一緒に

電源ボタンを長押しし、改めて電源を入れる・・と書いてある。

指示通りに進めると、流石だ。

  “ 鍵 ” が 開くようになったのだ。

 

結果、「Sophos Home」のアイコンもメニューバーに現れ

「Touch ID」、「iCloud」などの再設定をも行い

我が「MacBook Air」の「システム環境設定」の歯車マークに

付いていたも消えて、とりあえず スッキリする事が出来た。

 

今回のバージョンアップは、それなりに大きな変化があった

らしく、「Catalina」のバージョンナンバーの「10.X」から

「Big Sur」はバージョンナンバーが「11.X」になったという。

パソコン経験20年が過ぎたというのに、いつまで経っても

初心者のごと六兵衛の、相変わらずの様である・・。

 

忘れたって ええやんか。

居間のテーブルの上にメモ書きがあって、「干している」と

書かれている。

干している

 

つれあいが、冬の わずかな日光も貴重だからと

スーパーで買ってきた「生しいたけ」を細く切って

日光と風の当たる窓ガラスの外の手すりに干している・・。

椎茸

 

なぜテーブルの上に「干している」と書いたメモがあるのか

そ・れ・は、干していることを 忘れない為なのだ。

 

冬の陽の当たる時間は、短くて貴重だが

ついつい干している事を 忘れてしまう。

辺りが暗くなってから、干している事を思い出すことが

度々あったようだから らしい・・。

 

そんなときでも つれあいは『思い出すだけ まだ立派!』

とか云って、前向きな姿勢はとても良いのだが

それでも 忘れないに越した事はないわけだから

一つの知恵で メモを書いておくのだ

 

こんなふうに書くと、物忘れをするのは

いかにも つれあい ばかりのようだが

当然 六兵衛の物忘れも、つれあいに勝るとも劣らない

状況なのである。

 

まぁ そんな二人だが、多少の物忘れなど苦にもせず

明るく のんびりと、日々を暮らしておるのであります。

 

八行標語

芥川堤道への散歩の途中にある寺の掲示板の標語が

2月に入って新しく変わっていた。

 

『 できれば 煩悩の ままに 生きたい

 という 煩悩が すでに あった 』

 

煩悩

最後の部分に「本山八行標語より」・・と記している。

京都・佛光寺(神宗 佛光寺派の本山)の門前に

八行からなる標語が、毎月掲示されるという。

 

・・この標語、言おうとすることは 何となく わかるが

後半の言葉「・・という煩悩が すでに あった」と続くと

なんだか理屈っぽく聞こえるのは六兵衛だけだろうか・・。

「できれば煩悩のままに生きたい」・・と

単純に終わらせた方が六兵衛は好きだと

生意気にもケチをつけながら 帰り道を歩いた。