今年最後の散歩

12月31日、今年最後の一日である・・

名神高速道路下の大蔵司橋から北側方面に歩き

塚脇橋を折り返すコースの散歩に出る。

日本海側には大雪注意報が出ており、近畿中部の我が地方にも

北西の風が強く吹きつける。

南側の空を見ると青空が広がっているが・・

 

北側の亀岡方面を望むと、雪雲に覆われていて遠い山並みも

雪が降っているのか白く霞んでいる・・。

 

 

摂津峡辺りで空を見上げれば、空の中程を境に

北側の空は雪雲に覆われ、南側の空は晴れて陽が差している・・。

 

 時折、北の山から流れて来た小さな雪が、強い風に舞う。

 

寒い時の散歩では小便が近くなり、帰り際の南平台の公園の

公衆便所でスッキリと済ませた後、ベンチに座ってお茶を飲んで

いて気付いたが、歩くときに背負っているリュックサックの

サイドのボトルポケットから手を拭くために出したタオルに

ひっつき虫のタネがくっ付いていた。

 

今時 珍しいと思いながら、しかし今日は 草の中には入って

いないはずなのに・・。

強い風に飛ばされたのか、しかも真冬の今頃でも

ひっ付いて離れないとは、なかなか生命力のあるタネだ。

六兵衛に『見習え』と、教えてくれているのかも・・。

 

今年も 残り4日・・

師走の寒空の下、芥川堤道を歩く。

折り返し地点である「芥川橋」辺りから

冬枯れの芥川上流方面を・・。

 

折り返しからの帰り道は、北西から吹く風に向かうことになり

寒いが、厚い雲間から時折 日射しがあって

ほっこりと歩ける・・。

 

白鳥たちが集まって、初詣の相談でもしているようだ・・。

 

 

堤道沿いの小学校も冬休み・・。

人の気配のない校舎にも、時折 日射しは差すが

子供たちの声一つなく 静かにたたずんでいる・・。

 

小学校横の団地の駐車場には、フェンスの根元の小さな隙間に

色々な野菜を植えて楽しんでいるようで・・

白髪のおばあさんが杖をついて ゆっくりと歩いてきて

植えているエンドウ豆の育ち具合を見ているようだ・・。

お互いに 来年の春が 待ちどうしいよね・・。

 

腹の具合が・・

臭い話で恐縮だが、若い頃から便秘気味だったり 逆に柔らか

過ぎたりと、腹具合が今ひとつ落ち着かない六兵衛だが

老いた今でも、それは あまり変わりがない・・。

 

朝の散歩に出かける前にはトイレに行って用足しを済ませ

安心してから出かけるのだが、今日は思うように・・・

出ない。

今日 予定していた散歩コース内には まともなトイレはなく

川そばの公園に申し訳 程度の簡易トイレが一つあるのみで

落ち着いて ゆっくり用足しが出来る状況にはない。

だから今朝は、散歩の途中で便意を もよおしそうな予感が

するので、散歩途中に しっかりとしたトイレのあるコース

変更することにした。

 

北西の風にのって 細かな雪が 時々ちらつく寒い日だが

空は青く晴れている。

歩き始めて20分ほどした頃、案の定 もよおしてきた。

残念ながら思惑通りの展開となり、この近くで営業中の

ホームセンター「DCMダイキ」の綺麗なトイレを借りようと

足を早める。

 

「DCMダイキ」のトイレは これまでに何度も利用させてもらって

いて、店舗のトイレだから綺麗で使いやすい。

・・それでも今日は、腹具合が 特によくないようで

スッキリと出てくれない。

いつまでも座っていられず、とりあえず「ダイキ」のトイレ

を出て歩き出したのだが、まだ不安が残る・・。

この様子だと、しばらくの間は「ホームセンター DCMダイキ」

の近くを歩いている方が無難だと考えながら歩いていたら

やっぱり再び もよおしてきて、再度「 DCMダイキ」のトイレの

世話になった。

 

そんなこんな、六兵衛の腹具合の お粗末で臭い話だが

この結末は まだ終わっていない・・。

散歩に出かける前に我が家で2回の用を足し・・

散歩の途中で「DCMダイキ」のトイレを2回借りて・・

昼前に我が家に帰り着いたあと、我が家のトイレで ゆっくりと

用足しを2回して・・

昼食後にまた もう1回・・。

 

どうなってるんや、六兵衛の腹具合は・・と思わぬもないが

この程度の事で文句を言っちゃあ、世間様に申し訳ない。

失敗を無駄に積み重ねてきた訳でもなく、そんな経験を

今に生かしながら、六兵衛は明日も堤道を歩く・・。

 

六兵衛の記憶は「忘却の彼方」

六兵衛が散歩や寝る時のBGMとして愛聴している数多くの

昔の流行歌の中に、またまた 分からない事があったので

今日も取り上げてみる。

その歌『誰か夢なき』は、1947年に公開された映画

『誰か夢なき』の主題歌のようだ。

 

歌うのは竹山逸郎さんと藤原亮子さんのデュエット曲である。

作詞は佐伯孝夫さん、作曲は清水保雄さん、日本ビクター製作。

『誰か夢なき』

1)

想いあふれて 花摘めば

白い指さき 入日がにじむ

あざみなぜなぜ 棘持つ花か

たとえ ささりょと

あぁ 誰か夢なき

2)

森の梢に 照る月も

くもれ男の 切ない涙

つよくあきらめ 忘りょとすれば

声が またよぶ

あぁ 誰か夢なき

3)

あわれ彼の君 いま在(ま)さば

何で離りょう 離されましょうか

伊豆の紅ばら 湯槽(ゆぶね)に散らし

すがるおもかげ

あぁ 誰か夢なき

4)

愛がまことの 愛ならば

慕うこの花 あの花二つ

結ぶ都の優糸柳(やさいとやなぎ)

春よ輝け

あぁ 誰か夢なき

【注】● 在さば:「居れば」「在れば」の意味
   ● 優糸柳:柔らかい糸柳の枝(・・で 二人の愛を結ぶだろう)

 

この歌『誰か夢なき』に疑問を感じたのは、「誰か夢なき」という

タイトルにである。

「・・夢なき」とは、夢はないという事だろうと思うのだが

この歌の歌詞を六兵衛なりに吟味すれば・・

『愛する二人が離れ離れで暮らさねばならないのは

棘が刺さるように辛い痛みだ。

しかし 様々な試練があろうと それを乗り越え

愛し合う二人には 必ず一緒になろうという強い夢があり

自分たちの愛は 柔らかい糸柳の枝で結ばれているのだから』・・

と、夢があるという歌詞である。

・・だが タイトルは「・・夢なき」となっている・・。

 

夢が有るのか無いのか、いつものように分からないことは

ネットで調べる・・。

この歌に関わる いろいろなサイトがある中で

「係り結び」だと指摘しているサイトがあった。

係り結び?・・なんか初めて聞く言葉だ。

どういう意味か これもネットで調べてみた。

 

「係り結び」は「反語」の一つ・・?

えっ? アレ? 

・・「反語」って、以前 調べた事あったよね。

そう 確か 霧島昇さんが歌う『誰か故郷を想わざる』の

「想わざる」は反語で、『故郷を想わない人っているかな? 

いや そんな人はいないよ、 誰もが故郷のことを想っているよ』

・・という「反語」なのだと勉強した事があった。

 

2021年4月25日の日記『反語』

 

その『誰か故郷を想わざる』の「反語」について知識を得たのは

つい半年ほど前の 4月の終わりの頃のことだったのに

もう六兵衛の頭の中から その知識はすっかり飛んでしまっていた

ようなのだ。

 

結局 この歌のタイトル『誰か夢なき』も

「係り結び」という反語の表現方法を用いていて

「夢を持たない人なんて 誰もいないよ」という反語を使った

歌のようなのであった。

・・・・・・・・・・・・・・。

 

口笛

いつ頃からだろう、口笛が まともに吹けなくなっている事に

気がついたのは・・。

多少 口笛らしい音は鳴るものの、どちらかといえば

スースーと風を切る音の方が大きいのだ。

孫たちが まだ小さかった頃に、遊びで作った「gifアニメ」が
パソコンの隅っこに残っているので、 懐かしシリーズで掲載する。

自慢ではないが 若い頃には、息を吐き出すときだけではなく

吸い込みながらでも口笛が吹け、だから息継ぎなどせずとも

間断なく口笛を吹くことが出来たのに・・なのである。

口笛が吹けなくなった原因として考えられることは

歳を重ねるにつれて、身体に潤いがなくなってきて

唇までもが湿り気がなくなり、そのため鳴りが悪くなったのか・・

などと考え、唇を たっぷりと湿らせたうえで吹いてみるのだが

やっぱりスースーと風の抜ける音の方が笛の音よりも大きいのだ。

『 ♪ 口笛は なぜ、遠くまで 聞こえるの

あの雲は なぜ私を 待ってるの

教えて おじいさん、教えて おじいさん

教えて アルムの もみの木よ・・ 』とは

テレビアニメ『アルプスの少女 ハイジ』の主題歌である。

『♫ 六兵衛の口笛は なぜ、遠くどころか

きれいに鳴らないの?

教えて ハイジ〜 教えてペータ!

教えて〜 裏の畑の大根よ・・』・・・あぁ〜。

ネットで調べて見た・・。

すると、加齢で口笛が吹けなくなったとの意見が多くあり

老化による体型の変化や口の周りの筋肉の衰えで

口の形が変わった事が大きな原因、改めて筋肉の訓練をし直せば

また吹けるようになるとの意見も・・あったりするのだが・・。

ヒュ〜! フュ〜!

うっすらと雪・・

朝 起きると、庭にうっすらと雪が・・。

少しとはいえ、クリスマスを前にして雪が積もるのは珍しい。

表の畑の野菜の葉にも・・。

裏の畑にも・・

 

大きな大根を3本 収穫。

つれあいが手をかけて育てた大根。

立派!立派!

『終わりから始まる』

芥川堤道への散歩の途中に通る お寺の掲示板に、今貼られて

いる「お説教の言葉」を見ると・・

『終わりから始まる』・・と書いてあった。

 

六兵衛 如きが、こんな事を云っては申し訳ないとは思うが

いつも掲示されている「言葉」の多くは

どこか「お説教」じみていて、どうにも理屈っぽいのだが

今回の「言葉」は、単純明快で とてもいい。

お坊さんの「お説教」みたいなものは、人それぞれ 受ける側に

よって解釈の違いがあって 当然いいと思うし、その説教は

単純明快の方が良いとも思うのだ・・。

・・と云いながら 六兵衛のブログ日記は、いつもダラダラと

締まりのない日記ばかりなのだが・・。

 

今回の掲示板に貼られた お言葉『終わりから始まる』・・

終わってから始まる・・のではなく、終わる その時から

すでに始まっている・・と云う事だろう・・。

なんか いい・・とてもいい。

「お説教」のポスターの横に説明文のような文章が貼っていて・・

 

その説明文の中に、「生」の字の下に「死」を書いて「いのち」

ルビをふった文字がある。

 

・・こんな漢字があるのか・・と、六兵衛のパソコンに

「いのち」と打って漢字変換を試みたが、そんな文字は表示

されない。

 

似たような漢字は上図に掲載したように幾つかあったが

肝心の「生」の下に「死」と書いた「いのち」と云う漢字が

見つからず、ここに文字で表すことが出来ないので「生」と

「死」を合成して、とりあえず文字らしくした。

 

「生死」と二文字を書いて「しょうじ」とか「しょうし」とか

読むようだが、上図のような一文字は やっぱり見つからない・・。

 

それはともかく・・そんなこんなで六兵衛のブログは

蛇足の部分が長く、誠に恐縮である・・。

 

コマーシャル ソング?

前回の日記「2代目コロムビア ローズさん」での終わりの頃に

彼女が歌っていた『おみおつけの歌』のことを書いた。

 

その『おみおつけの歌』の歌詞には、意外にも駄洒落っぽい

歌詞が入っていて、例えば 1番の歌詞の後半には・・

『・・・お出汁を入れましょ 鍋の中

煮干しに 昆布に けずりぶし

ガラガラ煮るのは とりのガラ

お出しにならない 浪花節 』とか

3番の歌詞には・・

『・・・お味噌も数ある その中で

みんなが嫌がる 手前みそ 』とある。

 

そして歌の最後に・・

『母さんゆずりの おみおつけ

こんなに上手に 出来たけど

私のあなたが 好きなのは

パンにバターに マヨネーズ

だけど私は ねえ母さん

やっぱり大好き おみおつけ 』・・と

何とも愉快な歌詞なのである。

 

この歌の作詞をされたのは 丘 灯至夫(おか としお)さん。

初代のコロムビアローズさんが歌った『東京のバスガール』や

のちに舟木一夫さんが歌って大ヒットした『高校3年生』など

の曲を作詞された方だという。

 

それはさておき、この『おみおつけの歌』という歌

味噌を盛んに強調するので味噌会社のコマーシャルソングでは

ないか・・との疑問がわく。

長くなりそうだが 調べてみたのだ・・。

 

地方地方で馴染みの味噌というものがあるのだろうが

コマーシャルソングとしてテレビなどで流すとなると

そこそこ名の知れた味噌会社という事になるだろう。

長野県の「たけや味噌」、やはり長野県の「ハナマルキ味噌」

またまた長野県の「マルコメ味噌」、今は東京に本社がある

ようだが、元々は長野県が創業地だという「神州一味噌」

そしてやっと長野県から離れた富山県の「日本海みそ」など

主だった味噌会社のコマーシャルを調べた。

 

 

主な味噌会社のコマーシャルには・・

今は亡き女優の森光子さんがCMに出演されていた

『♪一味ちがう「タケヤ味噌」』。

『おかあさ〜ん!』と、可愛い女の子が呼んでいる

「ハナマルキ味噌」。

『♪マルコメ マルコメ、マルコメ〜味噌』のCMソングで

お馴染みの「マルコメ味噌」。

『♪しゅっぽ しゅっぽ』み子ちゃんが電車に乗ったアニメの

コマーシャル「神州一味噌」。

『♪花がちらちら咲く日には、つるぎ 立山 黒部も春よ・・

雪ちゃんの便りは麹みそ・・』と続く「日本海味噌」。

 

あれこれと調べてみたが、それぞれの味噌会社のCMに

この「おみおつけの歌」は見つからない。

どうやらCM用のコマーシャルソングでは ないのだろうか。

改めて考えてみれば、『おみおつけの歌』の歌詞の中に

宣伝の文句らしいセリフは 一切 入っていないのだ・・

 

いつものように、六兵衛の早とちりだったようで

何とも はや・・チャン! チャン!。

 

2代目 コロンビア ローズさん

昭和30年代後半から40年代にかけて

2代目 コロムビア ローズという歌手が活躍しておられたこと

を知っているだろうか・・。

 

散歩の時や寝る時のBGMに流す昔の流行歌を「YouTube」の

中から探しているとき、「2代目 コロムビア ローズ」という

名前の歌手が目についた。

そういえば 六兵衛が若い頃に、コロムビア ローズという歌手

がいて、その初代のコロムビア ローズさんが引退されたあと

2代目のコロムビア ローズと言う名前を引き継いだ歌手が

居られたことを思い出した。

 

六兵衛が まだ子供の頃、昭和30年代の初めの頃だったと

思うが、初代のコロムビア ローズさんが歌っていた

「東京のバスガール」という曲が大ヒットした。

 

だから初代のコロムビア ローズさんのことは記憶に残って

いるのだが、2代目のコロムビア ローズさんについては

ほとんど記憶がない・・。

 

「東京のバスガール」初代 コロムビア ローズさん
(YouTubeより)

 

2代目コロムビア ローズさんのことを調べてみた。

初代のコロムビア ローズさんが 突然引退されたあと

1962年(昭和37年)、2代目 コロムビア ローズを

決めるオーディションを開き、2代目が決まったとのこと。

 

その2代目のコロムビア ローズさんが デビューから2年目に

歌った「智恵子抄」が大ヒットし、その年の紅白歌合戦にも

出場したという。

 

「智恵子抄」2代目コロムビアローズさん

(YouTubeより)

2代目コロムビア ローズさんの歌を聴いてみる・・。

豊かで澄んだ声量、素直で清潔で抒情的とも言え歌い方など

とても魅力的で安心して聴ける歌声である。

 

「たけくらべの歌」2代目コロムビアローズさん

(YouTubeより)

 

「いなかへ帰ろう」2代目コロムビアローズさん

(YouTubeより)

 

 

他にも、「河津川」「ねむの木の月」「二十四の瞳」

「長い一本道」・・等々 等々

「YouTube」で探すと、20数曲ほど歌っておられていて

探せるだけ探して、六兵衛のBGMのために保存をした。

 

 

2代目コロムビアローズさんの歌の中では ちょっと珍しい

駄洒落が入る 楽しい歌も歌っておられる。

 

「おみおつけの歌」2代目コロムビアローズさん

(YouTubeより)

 

 

ついで・・だが

今回の2代目のコロムビア ローズさんの唄を「YouTube」で

探しているとき、3代目のコロムビア ローズさんがおられた

らしいという事を 初めて知って、いささか驚いた・・。

 

『ご苦労さんでした・・』

去る11月30日の当六兵衛ブログ「ナスビの想い・・」にも

書いているが、表の畑に1本だけ残り、小さいながら数個の実

つけたままのナスの木が、12月も半ば近くになり 葉も

ほとんど枯れ落ち、このあと来るはずの本格的な冬の前の今日

『ご苦労さんでした・・』と、根本から引き抜いた。

 

寒い中をこのまま育てていると、小さくても せっかくのナス

実が萎れてくる可能性もあり、やはり引き抜くことにしたのだ。

『ホンマに最後の最後まで お疲れさんやったネ!』

 

大小 合わせて・・いやいや、中小 合わせて全部で8個。

大きい方でも約8cm、小さいものだと2cmもないくらい・・。

流石に小さい方のナスは 無理かもしれないが

無駄のないように つれあいが、糠漬けの漬物にしてくれる

というので、小さいコップ1杯だけの晩酌のお供に

「ナスの糠漬け」は楽しみである。