名神高速のそばの大蔵司橋から芥川堤道を南下(川下へ)し
西国街道に架かる芥川橋を折り返すコースを歩く。

2月4日の立春も過ぎ、暦のうえでは春かもしれないが
現実は まだまだ寒い日が続く・・。

『1月 住ぬる、2月 逃げる、3月 去る』・・そんな
ことわざがある。
正月から3月まで、いろいろな行事が重なり忙しく
あっという間に過ぎ去っていく・・との意味らしい。
しかし まだ、芥川堤道に春の気配は感じられない・・。

桜の蕾はもちろん、コブシの芽も まだ小さく硬い・・。
天気予報では今日は 曇り空のはずだったのに
良い方に外れて、空は青く晴れ渡っている。

・・散歩日和で、ありがたい。

それでも、川面に さざ波が立つほどの北西の風が吹くが
それにも負けず 強い日差しがあり、歩くには助かる。

帰り道の途中にある寺の掲示板には、お言葉(標語)が・・
多分、2月になったので 変わっていた。

『生のみが 我らに あらず
死もまた 我らなり』
自分の周りで また己自身にも、”死”が身近に感じるように
なってきて、決して ”死”は「他人事」ではなく
どこかで死を感じながら、今を精一杯 生きている・・。
若い時には ”死”は、どこか他人事だったのだが・・。
清沢満之(キヨサワ マンシ)という人は、明治期に活躍した哲学者・宗教家・僧侶で
手掛けた著書は多く、大谷大学の初代学長を務めたという。