まだ6月だと云うのに、関東の何処かで40℃を超えたとか。
今日は まだ6月の28日なのに、もう梅雨が明けたとか。
そんなこんな 異常気象が、ここ何年も続いている。
もうそれは、異常とは言えない夏の当たり前になる・・。
朝の散歩を、つれあいと二人で歩く「早朝散歩」に変えた。
東の空を見ると、朝日の中から飛び出した飛行機雲が一直線に
登っている。
昔 遊んだ仲間たちが 逢いに来てくれる・・
庭の片隅に、メダカの水槽と川エビの水槽の2つを置いている。
一つの水槽には、10年以上も前に芥川ですくってきた
2,3cm(成魚)程の大きさの「川エビ」が泳いでいて
同じ芥川から取ってきた水草が、水槽内に繁茂し過ぎくらい
繁っていて、川エビの正確な様子など ほとんど分からない
状態なのである。
一方、隣のバスタブを利用した「メダカ」の水槽にも
「川エビ」の水槽と同じく、芥川から取ってきた水草を
ずーっと長く入れているのだが、何故だか今年の春頃から
「メダカ」の水槽の水が濁りだしたのだ・・。
どうやら水草が腐っているようで、だから水が濁るのだろう。
何故 水草が腐り始めたのか、その原因はわからないのだが
とりあえず水草を取り除き、水槽を掃除してきれいな水に
変えることにした。
水が温かくなりだした5月の頃に、成魚が腹に卵を抱え始め
6月に入った頃には、2,3の稚魚を見かけたのだが
水がだんだんと濁りだし、水草に産み付けた卵や
それまでに生まれていた稚魚がどうなったのかわからない。
今日 濁った水を汲み出しながら、稚魚がいないか探したのだが
結局3匹しか見つけられなかった。
腐りかけた水草は廃棄し、新たにホームセンターで「ホテイ草」を
買ってきて浮かべ、メダカの成魚を きれいになった水槽に帰した。
今は ちょっとさみしいメダカの水槽だが、今後の「ホテイ草」の
繁殖に期待したい・・。
昨年秋、南草津に暮らす長女が、農家の友人宅の稲刈りが
終わった頃に貰ってきてくれた「稲ワラ」が
ほとんど使って無くなってきた・・。
だから・・という気もあっ長女に声をかけたら
今年は まだ田植えが終わったばかりの時期ではあるが
早速 友人の農家へ行き、多分昨年の残りだろう「藁」を
貰ってきてくれて、先日 届けに来てくれた。
今日は朝から、その稲ワラの「藁選り」をした。
「藁選り」と書いて「わらすぐり」というらしい。
「藁」を束ねて持ち、ストロー状の「茎」の部分を残し
「はかま」と呼ばれる「葉」の部分を取り除く作業を云う。
昨年秋の2021年11月3日の六兵衛ブログに「藁選り」の
ことを書いている。
今年もその「藁選り」作業をしたのだが
昨年は秋の終わりの頃だったから時期が良かったが
今回は蒸し暑い6月の今頃の作業となり
午前中で終わったけれど・・いやぁ〜暑い!
午前中は木陰になる「スモモ」の木の下に移動しての作業だ。
「藁選り」をして、ストロー状の茎の部分は
秋に植える予定の「えんどう豆」の寒さ対策のための
「ワラ囲い」に使う予定だ。
「はかま」と呼ばれるクズのような葉の部分は
ある程度 細かく切って、保温、保湿、雑草の防止・・等々の
「マルチング」として、野菜などの苗の廻りに敷き詰める予定。
表と裏の畑の2ヶ所に植えている「ナス」が花を咲かせ始めたので
「ナスの3本仕立て」用の「支え棒」を取り付けた。
「3本仕立て」用に使うべき適度な長さの支え棒の手持ちに限りが
あり、だから 短い支え棒を2本足して紐で括って長くしたり
竹の棒を使ったりと、寄せ集めで組んだ3本仕立て用の支え棒で
見た目は悪いが、ナスの実さえ大きく美味しく育ってくれたら
それでいいのだ。
「さつま芋」は、すでに4番畝と5番畝に植えて
順調に育っているのだが、つれあいの強い要望で
1番畝の半分ほどにも再度「さつま芋のつる」を植えた。
1番畝の残りの半分ほどには、2階のベランダでタネから育てて
いた「トウモロコシ」を定植した。
世間に比べ、定植の時期が少し遅くなった「トウモロコシ」だが
夏は まだまだ これからだから、無事に育ってくれると思う。
今年は、なかば諦めていた「すもも」の実が
少しだけ隠れるように育っていたと、先日の日記に書いた。
小鳥か虫か、そんな何かに食べられ始めたので
全部 食べられる前に収穫した。
・・20個 足らずだが、これを食べると六兵衛は
お菓子など めったに食べられなかった小学生の頃の
田舎の味がするのだ・・。
曇り空、時々 雨が振り、時々 陽が射す・・そんな今日
裏の畑の2番畝に植えている「トマト」が実を付け始めたので
ビニールシートで屋根を付けた。
今後の長雨や、強い日照りなどにより
赤く実っても 実が割れる場合があるという・・。
それを防ごうと、「少し早い・・」とも思ったが
ビニールで屋根のように「トマト」を覆った。
・・仕上がりは 今ひとつ出来が悪いが、無いよりは ましか・・。
隣の農業用貯池との境のフェンス沿いに植えている「かぼちゃ」も
「実」を付け始めた。
よく見て! 小さいのも有るやろ・・な!
我が家の庭や畑には、観賞用の木などは ほとんどなく
意識して「実のなる木」を植えるようにしている。
そのひとつ「ブドウ」も、「実」が少しずつ大きくなってくる。
今年は「実」が小さい時に、「摘心作業」を施し
雨にも弱いらしいので、早くからビニールで屋根を作っている。
「すもも」は昨年、表の庭から裏の畑の角に植え替えたので
今年は多分「実」は成らないだろうと諦めていた。
本来なら もうそろそろ「実」のなる時期なのだが
案の定、今年は「実」が成りそうにない・・と思っていたら
下から覗くと、ほんの少しだが 一箇所だけ
「実」が かたまって成っている・・うれしい!
「イチジク」も小さいが「実」を付け始めているし・・
裏の畑を作り始めて、つれあいが最も早く園芸店から苗を
買ってきて畑の側に植えたのが「ブルーベリー」の木だった。
今年は沢山「実」を付けた。
拡大しないと折角の「実」が 見えないようだから・・と
写真を拡大したものの、やっぱり見づらかったネ・・。
とにかく 今年は、少しくらいは食べられるかも・・。
裏の畑の水場の「樫の木」の廻りが味気ないからと
つれあいが園芸店から「ラベンダー」を買ってきて植えた。
正確には「スターラベンダー・プラティア」というらしい。
グラウンドカバーに向いている植物だとのこと・・。
そのうち「樫の木」の廻りが、淡いブルーの花に覆われて
水場がオアシスのように・・なるかな?
裏の畑の1番畝で育てていた「ジャガイモ」を 今日収穫した。
大小バラバラで形は悪いが、予想以上の収穫だった。
我が家だけでは食べ切れないので、いつものように
じゃがいも掘り作業を手伝ってくれた つれあいの友達や
隣の義弟の家にも配った。
そして 南草津に暮らす長女の家にも宅配便で送ろう・・。
こんな時 いつも思うが、サンタクララに暮らす次女には
どうにも遠くて送れないのが残念である・・。
「ジャガイモ」を全て掘り出した後の1番畝を
少し休ませる前に、「苦土石灰」や我が家で作った「堆肥」
米糠の「ボカシ」や「鶏糞」などを混ぜて耕し直した。
このまま1番畝を少し休ませた後、次に「トウモロコシ」や
「枝豆」を植える予定なのだが・・じつは
ベランダでポットにタネを植えて 苗に育てているが
これが、思うように育ってくれない・・。
まぁ・・のんびり 行きまひょか・・。
6月に入り、我が地方の田植えも あらかた終わったようだ。
それにしても、農業従事者の高齢化と後継者不足
そして何より、国の農業政策の貧困 等々の原因で
遊休農地や田畑の住宅地への転売などが徐々に増えつつ
あるようで、時代の移り変わりと共に、農家の方々も
様変わりせざるをえないのだろう。
せめて 我が家で食べる米や野菜くらいは作りたいと
そんな農家が、この辺りでも多いのではないだろうか。
昔と違って、稲自体の品種改良も行われ
病気や悪天候にも強い「稲」にもなっていると聞く。
そして「田植え機」や「稲刈り機」などの諸機具が
人手不足を ある程度、ある程度だが 補ってくれるのだろう。
・・それにしても、と思う。
この頃の「田植え機」で植えた「苗」の頼りなさが
妙に目に付く。
苗自体が小さかったり、苗の本数が少なかったり
苗の中には土中に植え込まれず、浮いたまま水中を
漂っている苗さえもある。
苗が小さいままでも、一株の本数が少なくても
苗の植え込みの深さが浅くても、強く実りの多い稲に
品質改良されているのかもしれず、素人の六兵衛が
訳も分からず生意気な事を言うのは いささか無責任とも
おこがましいとも思うのだが・・。
今更 昔の話をしても詮無いことだとは思うが
六兵衛が子供の頃の、田植え機など ない時代には
農家は厳しいながらも元気があって
近所の農家同士が、田植えや稲刈りを交代で助け合い
みんなで頑張っていたように、当時は まだ子供だった
六兵衛には、そんなふうに見えていた。
農業従事者の高齢化と後継者不足という、現在 日本の
農業における大きな問題は、国の農業政策の貧困が
大きな原因だと思う。
誰が何といっても、『農業は国の根幹』である。
いつの間にか国は、その「国の根幹」を疎かにする
政策をとり始め、外国からの輸入に頼る方針に
切り替えた結果、2020年度のカロリーベースでの
「食料自給率」が約37%になったという。
もちろん 農家の方々の本当の苦労など六兵衛に
わかるわけでもないのだが、自分の首を自ら締めるような
政策を続ける政府に、いささか憤りを覚える六兵衛である。
我が家の庭の桜木の大きな枝を2本 切り落とした。
下の写真の、向こうに見える小学校の桜木の葉の茂り具合と比べて
みても分かるように、我が家庭の桜木の「葉」が 極端に少ない。
昨年 写した桜の花と・・
花が散った後の、青々と繁った葉の写真。
ところが 今にして思えば、今春の花の咲き具合は
大分 寂しかった・・。
そして花が散ってあとの4月4日に写した写真を見ても
葉が茂る気配が 一向にないのだ。
そして今日のブログの上から2番目の今年の5月27日に写した
写真には、申し訳程度の葉が寂しく揺れている状態である。
そんな わずかに茂る我が家の桜木に
1枚の葉さえ繁らない2本の枝があって
おまけに その枝には得体のしれないキノコが付き始め
今年の花の咲き具合や、葉の茂り具合などを考えると
どうやら桜木全体が弱っているような気がして
とりあえず その2本の枝を切り落とした。
そして、切り落とした枝の一部は、早速 表のナスの畑の
土留め用に使った。
そんな六兵衛の様子を、電柱のテッペンから一羽のカラスが
ミ・テ・ル ・・。
6月10日がくれば、祥伝社文庫から発売されている
第1シリーズ『風の市兵衛』と第2シリーズ『風の市兵衛 弐』
とを合わせて 、全31巻の「風の市兵衛」が出版されている。
・・そう 今日もまた、六兵衛の独りよがりの
市兵衛さん恋しの想いが続くのだ・・覚悟せい!
第1、第2シリーズの これまで全ての文庫本のカバー表紙の
イラストを描かれているのは、卯月みゆきさんという
木版画家でイラストレーターの方らしい。
これは あくまでも、あくまでも 好みの問題なのだが
卯月さんが描かれてこられた市兵衛さんのカバー表紙絵に
六兵衛には いささかの不満がある・・。
これまでの31冊の文庫本のカバー表紙絵の多くが
主人公の市兵衛さんが 後ろを向いているか、笠を目深に
かぶっているか・・なのだが、それでも何冊かのカバー表紙絵
には、市兵衛さんの顔立ちも描かれている。
卯月さんが描かれた全31冊のカバー表紙絵の中から
数種類の市兵衛さんの顔を取り出してみた。
第1巻の市兵衛さんの顔は、やや後ろ向きで分かりづらいが
第6巻、第8巻、第12巻などの市兵衛さんの表情を見ると
どこか貧相で 頼りなく ぶさいくで、六兵衛が感じている
市兵衛さんの印象とは、大きくかけ離れている。
第11巻の市兵衛さんのイラストと、第2シリーズの
「風の市兵衛 弐」となってからの市兵衛さんの顔は
逞しさは増しているのだが、「少し下がり眉で優しげと
いうか、なんとなく頼りなげというか・・」との
初めての人に そんな印象を与える市兵衛さんからすれば
どうみても、鼻も顎も大きく男らしさを感じるイラストと
なっている。
せめて この中で、六兵衛の想像する市兵衛さんらしい印象の
顔を一つを選ぶとすれば、第13巻の「遠雷」での
表紙絵の市兵衛さんだろうか。
線も どこか弱く、だから あまりハッキリとは描かれては
いないのだが、そして この第13巻の「遠雷」のなかで
もしかしたら、市兵衛さんの実の子供かもしれないと
読者に想像させる娘と、馬に乗って遠出をする場面を描いた
この表紙絵の市兵衛さんが、六兵衛の市兵衛さんの印象に
最も近いように思えるのだが・・。
六兵衛の未読の本棚にある市兵衛さんの文庫本4冊(27巻、
28巻、29巻、30巻) より前の、六兵衛が これまで
市兵衛さんの文庫本の第26巻を読んだのは
2019年12月に祥伝社文庫から発売されていた
「風の市兵衛 弐」の第26巻『希み(のぞみ)の文』 だった。
常に文庫本の購入は、ネットの中古本サイトで買う六兵衛
ゆえに、新刊の発売から 約半年ほど後の、2020年6月か
7月頃になって、その第26巻『風の市兵衛 弐・希みの文 』
の中古本を購入し、読んだのだったと思う。
その後に、未読の市兵衛さんの文庫本が4冊も手元に揃い
しかも もうすぐ(6月10日)、『風の市兵衛 弐』の最新刊
となる第31作『風の市兵衛 弐・春風譜』が発売される
予定だということも知り、昨日の日記にも書いたように
第27巻『風の市兵衛 弐 ・残照の剣』を読み
さきほど 読み終わったのだ。
藩主より百日間の蟄居閉門を命じられている武州 川越藩
勘定方 組頭・村山 永正を訪ねた市兵衛と宰領屋の矢藤太。
蟄居閉門中の父・村山 永正が、二人と会った娘の早菜に
訪ねてきた二人の印象を聞いた。
「唐木市兵衛どのは、剣術はできそうか」
剣術はできそう?と早菜は空の雲を見上げて呟いた。
「背丈は高いのですが、痩せていらっしやいます。
目鼻立ちは はっきりしていらっしゃいます。
でも、少し下がり眉で、優しげというか、
なんとなく頼りなげというか、
むしろ矢藤太さまのほうが、背は低くても、
頑丈そうな身体つきに、お見かけしました。」
そう言って思わず おかしくなり、くすくすと笑った。
第27巻『風の市兵衛 弐 ・残照の剣』の作中でも
初めて会った武家の娘の目を通して、一見頼りなさそうに
見える市兵衛さんを、やや楽しげに表現している。
そんな市兵衛さんの活躍から、六兵衛が2年間も離れて
いたことに改めて驚くが、他の中古本を購入する度に
市兵衛さんの文庫本の事も気にしていたわけで
多分 六兵衛の気持ちの中では、常に市兵衛さんと一緒の
つもり・・だったのだろう。
ちょうど2年ぶりとなる 市兵衛さんとの再会は嬉しかった。
そして、今後の市兵衛さんのシリーズに、重要な登場人物と
なるであろう、「鬼しぶ」こと北町奉行所 廻り方同心
渋井 鬼三次の元の息子・良一郎に、母親・お藤の再婚相手
老舗扇子問屋「伊東」の主人・文八郎が、義理の息子の良一郎に
訥々と話す言葉に泣けるのである。
あぁ〜・・ 次の、次の28巻も続けて読みたくなる〜・・・。