六兵衛の一日が終わり、布団に入って寝ようとしていた昨夜の
10時ごろ、六兵衛の「スマホ」のベルが鳴った。
日本シリーズ・阪神 vs オリックスの3勝3敗からの第7戦を
ネットの「一球速報」で見て、阪神の日本一決定を確かめ
取り敢えず安心して 布団に入って寝ようとした時
「LINE」のベルが鳴った。
半ば予想していた通り、東京に暮らす孫長男からの「LINE」での
音声通話だった。
1985年のバース、掛布、岡田の3者連続 甲子園バック
スクリーンへのホームランの年(日本一になった)以来
阪神フアンになってしまった六兵衛に影響されて
孫長男が小学校低学年の頃から、一人前の阪神ファンに育ち
ある放送局のラジオの阪神戦の実況中継でのアシスタントの
アルバイトをしているくらいの阪神ファンになった孫長男だから
めったにない優勝の喜びを、影響を受けた じーちゃんと
分かち合いたかったのだろうか・・。
9月15日の阪神がセ・リーグ優勝をした時にも
阪神ファンの孫長男から「LINE」の音声通話があったのだが
歳とともに阪神への想いは徐々に弱ってきている六兵衛の
その電話を受けてのノリの悪さに、ちょっと拍子抜けさせて
しまったのではないかと心苦しく思っていたのだが
それでも昨夜も やはり、優勝が決まって すぐ、孫長男は六兵衛に
「LINE」をくれたのである。
『じーちゃんの影響を受けて阪神ファンになれて良かった、
ありがとう!』
・・孫長男に そう 云われて・・
嬉しいような、申し訳ないような・・。