梅の花が 咲き始めた・・

つれあいが入院している日赤病院の入り口 辺りに

いろいろな木々に混じって一本の梅の木が植わっている。

 

つれあいの病室へ面会に行く度に、その梅の木の側を通るのだが

昨年の12月の入院を始めた頃は、当然 梅の蕾は小さく硬いまま

だった。

2月の声を聞き始めた今は、小さかった蕾も少しずつ

大きく膨らみ始めている。

今はまだ チラホラと咲き始めたばかりだが

満開の梅の花が早か、いつれあいの退院が早いか

競争だぞ〜っ!!

 

2台の空気清浄機

つれあいの退院の日が いつになるのか、まだ決まってはいないが

必ず その日が近いだろうと考えている。

現在 つれあいは、病院の無菌室(クリーンルーム)に入る必要が

あって入っているわけだから、退院したといえども我が家で過ごす

には「空気清浄機」が必要になると思い、つれあいと相談をして

ネットショップに注文をし、それが 昨日 届いた。

日々の大方を過ごすだろうリビング用と、もう一つ 寝室用に

同じものを2台 購入した。

この程度の空気清浄機では、病院での無菌室(クリーンルーム)

のようにはいかないだろうが、少しでも無菌の中で過ごして

もらいたいと願うのだ。

 

 

表の畑で育てていた「蕪」と「春菊」を、先日までに全て収穫し

その後を、今日は少し寒いが、久しぶりに天気がいいので

野良着に着替えて、クワで耕して 土中の空気の入れ替えをした。

春が近くなれば、これらの畑に新しい野菜を植える段取りを

始めるのだが、如何せん 我が家の畑のプロデューサーたる

つれあいが入院中なものだから、そのプロデューサーの退院後に

いつ お声が かかってもいいようにと

取り敢えず今は、抜かりなく準備をしておいたのだ。

 

母さ〜ん!

早く帰って 指示をしてくれ〜!

 

六兵衛の料理?

鍋に いっぱいの「おでん」と、「みそ汁」用の具材を煮込んだ

もうひとつの鍋とを、料理など ほとんどした事がない六兵衛の

食事のために 最低限の準備をしてくれてから つれあいは

入院をした。

 

 

それでも 入院が1ヶ月以上も長くなると、つれあいが用意して

くれていた「おでん」や「みそ汁の具」も 当然 なくなってくる。

 

南草津に暮らす長女が「おかず」を作って持ってきてくれたり

して助かるが、六兵衛自身も「大根」や「豆腐」や「にんじん」

「こんにゃく」や「ゴボウ」等などをスーパーで買ってきて

「おでん」や「みそ汁の具」の鍋に追加しながら

昼や晩の食事のメインとして食べている。

 

それでも たまには、自分で「おかず」のひとつくらい作って

みようか と思う事も あったりして、病院に面会に行った時など

簡単なおかずの作り方を つれあいに教わって帰り

さて作ろうとするのだけれど、元々が料理が苦手だからだろうか

それともボケてるからだろうか、どこか何かが抜けていて

教えてもらった通りのおかずにならない六兵衛の料理である・・。

 

大雪 小雪・・

今日は月に1度の「不燃ごみ」を出す日だ。

今回は さほど大きな「不燃ごみ」はないが

何やかやと小物の「不燃ごみ」が溜まっていたので

今朝 7時過ぎに、自治会のゴミ置き場まで出しに行こうと

玄関のドアを開けたら、チラチラと粉雪が舞っていて

庭の畑や近所の屋根には、薄っすらとだが 雪が積もっている。

何気に見ただけでは分からないくらいの積雪?だから

ちょっと拡大してみると・・

・・ネ、積もっているやろ。

まぁ  積もっていると云っても、大きな声で云えないくらいの

わずかな雪なのだが、今冬での 初雪という事になる。

 

 

それにしても 比べるのも恥ずかしいが、上の写真のように

バッファローに暮らす次女のInstagramを観ると

バッファローでは ここ数日 雪が降り

雪かきをしなければならないほどの積雪になったという・・。

 

フト、そんな映画のことを・・

入院中のつれあいは、無菌室(クリーンルーム)に入っている。

面会は コロナ禍ということだけではなく、無菌室ということも

あって、布のカーテンと透明のビニールカーテンとで面会者との

あいだを二重に遮断して、面会は布のカーテンを開けただけで

透明のビニールカーテン越しでしか向かい合うことが出来ず

その上 建前として面会時間は、約15分と決められている。

 

六兵衛が まだ幼い頃の1950年(昭和25年)に制作された

『また逢う日まで』という映画が あったらしい。

岡田英次さんと久我美子さんの主演で、監督は今井正さん。

映画の内容は、戦争によって引き裂かれた恋人たちの姿を描き

戦争の残酷さを訴えている・・という映画だったようだ。

そして特に この映画のワンシーンが、戦後 間もない時代の

大きな話題になったという。

それが、愛し合う二人のガラス越しのキスシーンだ。

 

 

六兵衛が面会を終えて帰るとき、透明のビニールカーテン越しに

二人でハイタッチをして・・

『また あした・・』

『ありがとう・・』

・・そんな会話を交わしながら、 病室を後にする。

 

また 歩こうナ!

つれあいが入院して およそ1ヶ月が過ぎた。

仮に つれあいが、元気で留守にしているだけなら

別に どうという事もないと思うのだが、特に 老いてからの入院

となると、やはり不安がある・・。


何年か前、二人で元気に散歩をしていた頃 作った。
200段の階段を登ると六兵衛は息をきらし、つれあいは平気だった・・。
退院したら また歩こうな。

 

当然 入院した つれあい本人が、顔には出さずとも一番 不安なの

だろうけれど、一人で暮らす事になった六兵衛も

この寂しさや頼りなさを、どう処理すればいいのか・・。

 

それでも、南草津やバッファローに暮らす娘たちや

孫たちの励ましやら手助けなどがあって、つれあい本人も

心強く思っているだろうし、ひとりで過ごしている六兵衛も

おかげで今日まで 、病気のつれあいに心配をかける事もなく

過ごす事が出来ている・・。

 

そして もう1つ、六兵衛の不安や寂しさを、いっときだけど

紛らわせてくれるのは、大好きな文庫本『風の市兵衛』を

再読用の本棚から取り出して、再度 読む事だった。

祥伝社文庫『風の市兵衛』は2010年3月に第1巻が発売され

2018年4月の第21巻『風の市兵衛 弐・暁天の志』から

『風の市兵衛 』となり、新たなシリーズが始まっている。

 

現在は 第32巻目となる『風の市兵衛 弐・母子草』が

2023年8月に発売されているのだが、中古本ネット販売の

「駿河屋」では現在380円の値が付いている。

六兵衛の中古本購入における基本としては、値段が300円より

高いうちは、買わない事にしているのだが、今回は敢えて購入

する事にした。

他の中古本も合わせて14冊を注文をしたのが4日前。

もう そろそろ 「駿河屋」から「発送した」とのメールが来る頃

だろうと、楽しみにしているのだが・・。

 

育て! えんどう豆。

裏の畑の2番畝と3番畝にタネを蒔いた「えんどう豆」は

疎らにしか「芽」が出てくれず、だから 12月も半ばを過ぎた

頃になって、いささか遅いかもしれなかったが

新たにタネを暖房の効いた室内で育て、そこそこの大きさに育った

「えんどう豆」の苗を、今日 裏の畑の2番畝と3番畝の

疎らな「苗」の間に 定植した。

 

植えた「苗」のまわりには「籾殻」を撒いた。

 

霜よけ対策のために「稲わら」で「苗」を囲い

その上 念のため、それぞれの畝の北面には北風避けのために

「透明ビニール」で囲い、南面には通気性のある「寒冷紗」で

囲った。

 

見た目には ちょっと大げさ過ぎるかナ・・とも思うが

念のために やれることは やっておこうと考えた

六兵衛である・・。

 

 

一緒に 楽しもうゼ・・

15個の育苗ポットに30個のタネを2個ずつ植え

寝る時は暖房をした寝室に移動させ、それ以外の時間も 暖房の

効いた居間の明るい窓のそばに置いて・・と、過保護すぎるほど

の育て方をしている「えんどう豆」のタネの今朝の様子を見ると

2個のタネだけは未だに「芽」が出て来ないのだが

残りの28個のタネは、まぁ 順調に「芽」が伸びてきている。

 

何しろ今年は、裏の畑に「えんどう豆」のタネを蒔く時期が

遅くなってしまい、あまりにも寂しい数しか「芽」が出てくれ

ないので、過保護の温室育ちだとしても仕方ないと考えたのだ。


わずかしか「芽」が出ていない12月23日 時点の裏の畑。

 

 

湿らせた紙ナプキンにタネを寝かせると3日ほどで ほとんどの

タネに白色の「根」が出てきたので、育苗ポットに入れ替え

温室代わりのタネまきカバーを被せたら 次の日には

緑の「芽」が顔を出してくれた。

 

それ以後 次々と「芽」が出て、今朝は上の写真のように

28個の「芽」が元気よく伸びてくれている・・。

 

おォ〜い! かぁさ〜ん!

早く帰って 来ォ〜い!

一緒に楽しもうぜ!!