ボールもどき

 庭を整理していたら、草むらの片隅から、新聞紙を丸めてガムテープで固定した「ボールもどき」が見つかった。

 この「ボールもどき」、今から十数年前、まだ幼かった孫たちが 我が家に泊りがけで遊びに来たときなど、新聞紙を丸めた「ボールもどき」を作り、リビングと隣の和室との扉を開けて 少しでも距離を長くとり、キャッチボールや、投げた「ボールもどき」を プラスチックのバットで、思いっきり打って遊んだりした・・その名残の「ボール」だ。
 新聞紙を丸めたボールとはいえ、思いっきりバットを振るものだから、飛んだ方向によっては、エアコンに当たって風向きパネルが動かなくなったり、壁の鳩時計の ”鳩” が 壊れたり・・・。
今では なつかしい孫たちとの楽しかった思い出である・・。