三畳間のアパートやった・・

東京に遊びに行っている孫次男が、孫の友人と二人で六兵衛の60年前に暮らしていた東京での古い思い出に、一日 動いてくれた。

六兵衛が二十歳を過ぎたばかりの頃の数年、東京の神楽坂を上がって横丁に入った路地の奥にあった 小さなアパートで暮らしていた。
そんな、昔のなつかしいアパートの辺りを、出来れば歩いてきて欲しいと、たまたま東京に遊びに行っている孫次男に頼んだのだ。
快く引き受けれくれた孫次男は、六兵衛が表示した地図を頼りに、そのアパート付近を探し出してくれ、神楽坂の通り道などの沢山の写真や動画を送ってくれた。


60年も前のことだから、周りの建物などは ほとんど建て替えられているはずだが、古びたブロック塀などは、何となく その当時のままのような気もしたりする・・。

2本目の電柱の少し向こうの矢印の辺りに、角部屋だった我が3畳間の窓があって、よく その窓から、裏の通路などを眺めていた記憶がある。

今では「Google地図」や「Yahooマップ」などで、町並みの映像などは簡単に見ることが出来る (但し、小さな路地まではカメラは入ってくれない・・) が、その思い出の町並みに、孫が実際に歩いてくれている動画や写真を見られるのは、なにより ありがたく嬉しい。

そんな写真や動画を 何度も何度も見返しながら、かすかに残る昔の白黒の映像が、どうにも あやふやとはいえ、しかし やっぱり写真や動画を何度見ても、見飽きないのである・・。

孫次男とカメラを回してくれた友人さんに 感謝である・・。

 

ご精が出ますね!

六兵衛が大好きな祥伝社文庫の時代小説『風の市兵衛 弐 (第14巻) 蝦夷の侍』が、最新作として2024年10月に出版されて以降、1年が過ぎようとゆうのに、次回作となるはずの『風の市兵衛 弐(第15巻)』が、今のところ 出版される気配がない。

作者の辻堂魁さんは、「風の市兵衛」以外にも、多くの作品を書かれていて忙しいのだろうし、なにより六兵衛より2歳下とはいえ70歳代の後半ゆえに、そうそう無理も利かない御年齢なのだろうと想像はできる・・のだが。

・・・こんな アホな夢を見ながら、庭の草むしりをしている六兵衛である・・。

 

暑い日が続く・・

まだまだ 暑い日が続く・・。

だから、ほとんど外に出ることもせず、1日中 冷房の効いた部屋で だらだらと過ごしている六兵衛とつれあいである。
ゆえに 日記にするほどの出来事など あるはずもなく、六兵衛ブログは ここしばらくご無沙汰である・・。

さて、どうという事もないのだが、我が玄関脇の門番さんが 二人増えて三人になったと、2025年7月20日の当ブログ『空蝉が・・』に書いた。
ところが いつの間にか後輩の空蝉の二人が、おらへんようになっていた。

だから どうということではないのだが、『若いヤツは あかんなぁ!』と、六兵衛なら文句の一つも云うところだろうが、一人残った先輩の門番さんは、相も変わらず、何を云うでもなく 静かに佇み、門番の職務を全うしてくれている。

https://arukuneru.com/2025/07/20

2025年7月20日のブログ『空蝉が・・』

空蝉が・・

昨年の夏に「セミの抜け殻」が、まるで我が家の「門番」のように、玄関横の壁に止まっていた・・と、2024年10月6日の日記『門番のように・・』に書いた。
https://arukuneru.com/2024/10/06/post-14332/#more-14332

それから1年が過ぎた今でも、その「セミの抜け殻」は、同じ壁に止まったまま、「門番」としての役目を果たしてくれている。

ところが 庭へ出る通路の横に置いている、庭や畑で座って作業をするために作った「腰掛け」の足の部分に、2匹の「セミの抜け殻」が、やはり「門番」のように止まっているのに気が付いた。


我が家のような 小さな家に、門番さんが3人もいるなんてことは、少々 おこがましい気がするのだが、しかし 自らが辞めていかれるまでは、追い出すことも出来ず、このまま「門番」を お願いするしかない・・か。

それにしても  このままでは、古いとはいえ その「腰掛け」は、使えそうにない・・。
『朝顔に 釣瓶とられて もらひ水』という有名な俳句があるが、
我が家の場合は、『空蝉が とまれし椅子を そっと置く 』・・とでも 詠むか・・。

 

ヤバい 木

『ハゼの木やから触るなよ、かぶれるぞ!』

つれあいと早朝散歩で歩く道端には、子供の頃に『かぶれるぞ!』と注意された記憶のあるヤバそうな木が、結構 あちこちに繁茂している。

阿武山の階段を100段ほど上った踊り場で、手すりを使って柔軟体操などをするのだが、その手すりのそばに、その「ヤバい木」が数本 顔を見せている (矢印)。

その葉の表面には小さなコブのブツブツがある。
まるで その木自体が何かに かぶれているかのようで、だから その木に触れると、こちらも かぶれてしまうような気がするのだ。

子供の頃に得た 「かぶれる」との印象は、いまだに その木を見ると思い出してしまうが、もっと確かな事が知りたくて、その木を写真に写し、「Googleの画像検索」で その木の素性を調べてみた。

ウルシ科の「ハゼ」の仲間で、正しい名前は「ヌルデ」といい、​​​​別名を「フシノキ」ともいうらしい。
ウルシ科の仲間なので、樹液が皮膚につくとかぶれる場合もあるという。
その木の果実は、ロウの原料にもなるそうだ。

葉の表面の小さなブツブツは、「ヌルデフシダニ」というダニが葉を吸汁したことで、葉が変形して出来た「こぶ」だという。

どちらにしても この木の側に近づくには、けっして気持ちの良い植物ではない。

 

嗚呼・・花水木

30年ほど前に我が家を新築したとき、つれあいの好きな「花水木」を、庭の隅に植えた。
そして春には淡いピンクの花を可憐に咲かせ、長くこれまで楽しませてくれていたのだが、今年の春、何故だか ほとんど花を咲かせることもなく、そして梅雨が終わる頃には、葉が枯れ始めてきた。

・・しばらく様子を見ていたが、ますます葉は枯れてくる。
今年の異常ともいえる暑さの所為か、それとも 何かの病気の所為か、いずれにしても このまま放置していては、他の木々に悪影響を与え兼ねない。
しかたなく「花水木」を切ることにした。

昼間の作業は暑いので、早朝散歩を取りやめて その時間に、地面から幹を60cmほどを残して切り倒した。

60cmほど残したのは、残った切り株の何処からでもいい、また新しい枝葉が伸びてくれないやろか・・との、少々 甘い希望があってのことなのだが・・。

そこそこ 木々に覆われていた庭に、歯抜けの如き空間が出来てしまった・・。

いずれ その空間に、新たな木を植えようと考えている。



不可解なミミズの行動

早朝散歩での、阿武山の階段や、コンクリートなどの下りの坂道には、今の時期 多くのミミズが、その道端で うごめきながら、結局 干からびて 固まっているのを よく見かける。
土の中で暮らしているはずのミミズが、いったい何を目指して地上に現れ、結局は道端で干からびて死んでいるのは何故なのだろうか・・?

ネットで調べてみると ミミズは、身体全体の皮膚呼吸によって、土中の酸素を取り込み、いらなくなった二酸化炭素を排出しながら生きているのだという。

しかし 雨などが多く降ると、土中の二酸化炭素が増加して酸素が少なくなり、酸素の多い地上に出てくるのだ・・という説があるようだ。
しかし、ミミズのこうした不思議な動きに対する明確な答えは、今のところ ないのだという。

いずれにしても、片側が草むらのコンクリートやアスファルトの道には、ミミズの怨念が渦巻いている・・の・か・も・・。

 

夏の早朝散歩は・・

早朝の6時頃、今日も つれあいと散歩に出る。
すでに東の空には陽は昇っているが、薄っすらと雲もある。
辺りの草木は動かず、風も ほとんどない・・。
早朝とはいえ、ムッ!とする蒸し暑さ。
40分程度の散歩なのだが、夏場は結構きつい。
それでも 歩けるうちは歩こうと、二人で話し合っている。

阿武山の遊歩道を通り過ぎて折り返し、中学校正門の時計を見て、そこから つれあいの歩く速度が、やや早くなる。

本来 六兵衛は、散歩は のんびりと歩きたいのだが、つれあいは健康を第一に考えて歩いているようで、どうしても早歩きになりがちである 。
つれあいなりの決めた時間内に帰れるように、歩いているらしい。
だから六兵衛も、つれあいに遅れるわけにもいかず、必死でついて歩く・・。