文庫本の再読が続く・・

 この頃、面白く読める時代小説が少なくなってきたと感じている六兵衛は、だから これまでに読んだ文庫本のなかで、特に面白かった小説は、またいつか読みたくなるだろうと思い、古本屋さんには売らずに、寝室横の再読用の本棚に並べている。

 今回、何度目かの再読となる辻堂魁さんの「風の市兵衛」そして「風の市兵衛 弐」の32冊を読み終えた後、長谷川卓さんの「北町奉行所捕物控」全8冊の再読も読み終えてしまった。
次は「北町奉行所捕物控・全8冊」だ!

 さて次に楽しむ再読は、同じく長谷川卓さんの代表作とも言える山の民の物語「嶽神伝シリーズ」だ。

 応仁の乱を機に、信玄や謙信、信長や秀吉、そして家康たち日本中の武士が、天下統一目指して、血なまぐさい暴力と知略で明け暮れていた時代。
そんな戦国の時代の真っ只中・・。
深い山の中で、独自の生活を送る「山の民(山の者)」達がいた。
「山の民」たちの古くからの言い伝えによれば、そんな「山の民」たちの集団の中から「数年から数十年に一人、とてつもない超人的な身体能力を持つ者が出る」と伝えられていた。
そして その者の心根は あくまで清く、出会った者は皆その心に打たれる という。
山の者たちは そういう者のことを「嶽神」と呼んだ。
そんな「山の民」達が、戦国の動乱のなか、最も避けたい国の争いや里の争いに、否応なく巻き込まれていく物語だ。
「嶽神伝シリーズ」全8話、文庫本にして13巻である。