週に1度くらいの割合で、つれあいと二人でスーパーマーケットへ買い物に行く。
もちろん六兵衛の役割は荷物持ちである。
そこそこの買い物をして 家に帰り、六兵衛は買ってきた品物を袋から出す。
つれあいは そんな品物を、冷蔵庫だとか外部の棚とかに始末をしていく。
何か他の作業をしていた つれあいから、六兵衛に『「しめじ」を袋から出して、細かくバラしておいて・・』と頼まれたので、『OK』と、根本の部分を包丁で切り取り、「水切りザル」に入れて、水道水で軽く洗ってシンクの上に置いておいた・・ら、

『洗ったの?』と、やや強い つれあいの声。
『洗ったらアカンやん!・・』
ショックの様子の つれあいの声が続く・・。
・・どうやら、「しめじ」に限らずキノコ類は、余程 汚れていない限り、本来 洗わないで料理をするものらしい・・。
洗うと味も香りも落ちてしまうという・・。
・・でも、洗ってしまったもん・・と 六兵衛は思いながら、しかし もうすぐ80歳になろうという この歳になるまで、キノコ類は洗わないものだという事を、初めて知った自分に、いささかのショックを受けたので・・ありました。