つれあいを一人残し 病室を出るとき・・。
我が家に戻り、入院時に そばにいて何かと力になってくれた
長女が 車で自分の家に帰って行くのを見送るとき・・。
そして 我が家で一人になり しばらくボーッとした後
入院前の つれあいが、一人になった六兵衛でも
食事や洗濯などの日々の暮らしが、せめて必要最低限 出来るよう
にと 前もって教えてくれていたメモどおりの夕食の段取りを
しながら・・。
何度も 何度も 込み上げて来るものがある。
こんな気持ちになるとは、つれあいが入院する前には考えても
いなかったのに・・。
込み上げて来るものを 抑えられない。

自分以外 誰も居ない我が家。
六兵衛の行動や言動に、笑ったり怒ったりする つれあいは
今 ここには居ない。
つれあいが入院した病院には、「WiHi設備」がない。
iPhoneはともかく、つれあいのiPadはセルラー契約ではないので
「ポケット型 WiFi」が必要なのだが、六兵衛には まったく分から
ない事なので 孫長男に電話で聞いた。
レンタルの良いやつを選んで 注文までしてくれるという。
孫長男の やさしい言葉に、また 込み上げてくるものがあり
電話口で しゃべれなくなってしまった。
いまの六兵衛は、寂しがり屋の泣き虫である・・。


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