歯科医院

50年ぶりに歯医者通いを始めたのは、昨年の大阪北部地震の

少し前だったから、もう 1年半も過ぎたというのに

今もまだ 通院中である


六兵衛が以前 作っていた「大衆娯楽小説は文庫本で」というブログの中の
2012年の秋の頃に「さし絵」として掲載していた130作目のカット絵。

 

50年ぶりの治療ゆえに、治療する歯が多過ぎて

治療日数が長くなる事は通院前から覚悟をしていたから

六兵衛なりに頑張って、こまめに通院しようと思っていたが

患者の数が多い事もあるのか、月に1度か2度 程度治療しか

予約 出来ない状況が続いているから、「完治」までには

まだまだ時間が掛かりそうだ。

 

「完治」と書いたが、六兵衛の場合 全ての歯

完全に治療出来る状況にはなく、だから 食事がそこそこ出来る

程度に治れば それでいいと思ってはいるが、それは あくまで

医者任せだろう。

 

六兵衛が最後に歯医者にかかったのは20歳くらいの頃で

その後の50年間に、一度も歯の治療などしてこなかった

ものだから、まともな歯は一本もなくなってしまった。

それでも治療せず、何とか ごまかしながら ここまでやってきた

報いが、こうして長い通院を続ける原因でもあるのだ


六兵衛が以前 作っていた「大衆娯楽小説は文庫本で」というブログの中の
2012年の秋の頃に「さし絵」として掲載していた129作目のカット絵。

 

それにしても、50年前の歯科医での治療は

アホみたいに 口を大きく開けた無防備な状態の患者に

情け容赦なく高速回転のドリルがキーンと唸り声をあげて

歯を削り出し始めると、歯がジワーと熱を帯びはじめ

痛い・・というか、痛くなりそう・・というか

とにかく それは、今 思い出しても恐ろしい時間帯で

握る手に冷や汗をかきながらの、恐怖との戦いの時間を

耐えたものだが、今どきの歯の治療といえば

ドリルがキーンと唸っても水で冷やしながらの治療だから

さほどの痛みは感じないで済むし

時には麻酔注射も打ってくれるし・・

治療中は昔ほど怖い時間では なくなった・・とは言うものの

やっぱり大口を開けて、無防備な状態で医者の前に身を晒す

事に変わりはなく、だから今でも 歯医者に行く日は朝から

緊張している六兵衛なのである。