童謡『手のひらを太陽に』

『手のひらを太陽に』という童謡がある。

制作は1961年(昭和36年)、翌1962年にNHKの

「みんなのうた」で放映されたという。

『手のひらを太陽に』

作詞:やなせ たかし 作曲:いずみ たく

歌:宮城まり子さんとビクター少年合唱隊

1)

ぼくらはみんな 生きている

生きているから 歌うんだ

ぼくらはみんな 生きている

生きているから かなしいんだ

手のひらを太陽に すかしてみれば

まっかなに流れる ぼくの血潮(ちしお)

ミミズだって オケラだって

アメンボだって

みんな みんな生きているんだ

友達なんだ

 

2)

ぼくらはみんな 生きている

生きているから 笑うんだ

ぼくらはみんな 生きている

生きているから うれしいんだ

手のひらを太陽に すかしてみれば

まっかに流れる ぼくの血潮

トンボだって カエルだって

ミツバチだって

みんな みんな生きているんだ

友達なんだ

 

3)

ぼくらはみんな 生きている

生きているから 踊るんだ

ぼくらはみんな 生きている

生きているから 愛するんだ

手のひらを太陽に すかしてみれば

まっかに流れる ぼくの血潮

スズメだって イナゴだって

カゲロウだって

みんな みんな生きているんだ

友達なんだ

 

早朝散歩の途中で 何故か突然、この歌の一節

『♬ ミミズだって オケラだって・・』の歌が 飛び出した。

 

この童謡 いい歌だし、言ってる意味も よく分かる。

大きかろうと 小さかろうと、みんな 一生懸命 生きているんだ

から・・。

・・とは 云うものの・・なのである。

 六兵衛や つれあいの、老後の気ままな畑仕事とはいえ

汗を流し、足や腰を庇いながら 作物を作っているのに

邪魔をされては・・困るのだ。

たとえ それが、可愛い子どもたちが歌う童謡の中の虫たちや

たとえ 精一杯 生きているだろう 小さな生き物たちで

あっても・・。

 

例えば、せっかく作っている作物の土の中で

「根」食べて成長するという「コガネムシ」の幼虫たちとか・・。

 

「ナスビ」の葉を食べ尽くす「ニジュウヤホシテントウ」・・。

 

「葉物野菜」の葉を食べる「青虫」などの幼虫・・。

 

ところ構わず あちこちで、「繭」に変身する「毛虫」・・等々。

六兵衛の畑で、これまでに出会った虫たちによる被害の様子だ。

 

六兵衛の了見が 狭いと、ちょっと感じながらも、やはり

そんな虫たちを見つけたら『♬ みんな 友達なんだぁ〜』などと

呑気に歌っては いられない。

かといって 農薬などは決して使いたくはない。

だから つれあいは、そんな虫たちを見つけたら

『ごめんね!』と言いながら潰すそうだ。

六兵衛の場合は『コンチキショウ!』などと

とりあえず憎まれ口を叩きながらでないと

どうにも潰しにくいのでは あるが・・。