鍋に いっぱいの「おでん」と、「みそ汁」用の具材を煮込んだ
もうひとつの鍋とを、料理など ほとんどした事がない六兵衛の
食事のために 最低限の準備をしてくれてから つれあいは
入院をした。

それでも 入院が1ヶ月以上も長くなると、つれあいが用意して
くれていた「おでん」や「みそ汁の具」も 当然 なくなってくる。
南草津に暮らす長女が「おかず」を作って持ってきてくれたり
して助かるが、六兵衛自身も「大根」や「豆腐」や「にんじん」
や「こんにゃく」や「ゴボウ」等などをスーパーで買ってきて
「おでん」や「みそ汁の具」の鍋に追加しながら
昼や晩の食事のメインとして食べている。
それでも たまには、自分で「おかず」のひとつくらい作って
みようか と思う事も あったりして、病院に面会に行った時など
簡単なおかずの作り方を つれあいに教わって帰り
さて作ろうとするのだけれど、元々が料理が苦手だからだろうか
それともボケてるからだろうか、どこか何かが抜けていて
教えてもらった通りのおかずにならない六兵衛の料理である・・。