散歩で歩くコースによっては、六兵衛が仕事をリタイヤする前の まだ現役だった頃に作らせてもらった看板に、時々 出会う事がある。
その一つに、『野菜直売所』の看板がある。
多分 近所の農家の人たちが、曜日と時間を決めて商う野菜の直売場の看板だ。
同じような看板を3枚作って納品したので、この場所以外にも あと2ヶ所の野菜直売場にも、同じような看板が掛かっているはずだ。
作ったのはいつ頃だったのか、パソコン内に辛うじて残っている記録で調べてみると、今から12年ほど前に納品していた。
この野菜直売場の現在の様子を、散歩の途中で写真に写した。
今のこの時間、販売をする曜日と時間帯ではないのだろうが、何となく もう一つパッとしない雰囲気で、さて ここでの販売は 止めたのだろうか・・とさえ思えてくる。
その当時の看板文字は、カッティングシート文字が全盛で、インクジェット印刷も出始めていた頃だったが、六兵衛は昔ながらの筆書きで看板を仕上げていたから、この野菜直売場の看板もペンキの筆書きで仕上げている。
12年も経て 看板自体も、ペンキ文字が薄れてきたり、販売の時期とか時間とかの部分も あれこれと変わったのか、「ガムテープ」を貼ったり 剥がしたりした跡が残っている・・。
パソコンに残っていた六兵衛の工房内での、納品前の真新しい看板の写真だ。