「子連れ狼」全28巻を読み終える

 双葉社が発行している週刊誌「漫画アクション」に、1970年
から1976年まで連載されて、大人気となった漫画『子連れ狼』
の、古い中古の単行本(全28巻)を「メルカリ」で購入した事を
8月12日当ブログ『第弐部、大円団の終幕!だって?・・その3』
に書いた。

子連れ狼・全28巻.jpg            ( 原作者:小池一夫さん、絵:小島剛夕さん )

https://arukuneru.com/2026/08/12/post-16980/

 それから約1ヶ月をかけて 全28冊を読み終えた。
強い絆で結ばれし父と子は、目的を成し遂げるため、激しい闘いを
乗り越え、そのため 大勢の武士たちが 情け容赦なく死んでいくが、しかし 小島剛夕さんの絵柄が、「動く水墨画」などと称されるほどに、激しい殺りくを和らげてくれている。
小島剛夕さんの絵柄は、Gペンなどの漫画独特のペン描きだけでは
なく「筆」をも使い、物語に力強さだけではなく柔らかさをも表現
し、まるで上質な水墨画や、絵巻物を見ているかのようだとの意見
もあると言う。子連れ狼.jpg

 この『子連れ狼』が、「漫画アクション」に連載されていた当時
(50年ほど前)の六兵衛はといえば、20歳代 後半の頃になるが
「漫画アクション」連載中には、ほとんど読んだという記憶はない。

 今回 購入した中古の単行本『子連れ狼』は、出版された時代が異
なって混ざっていて、背表紙が黒色の単行本は、「漫画アクション」の双葉社のから1970年代に発売されていて、値段は1冊 ¥350円 、白色の背表紙は(株)スタジオシップ(後の小池書院)から1990年代に発売された単行本で、値段は1冊620円になっている。
但し、その「株式会社 小池書院」は、2016年に破産手続きを行い、法人としては すでに消滅しているという。

 2000年に小島剛夕さんが亡くなった後の2003年、原作者の小池一夫さんが、作画を森秀樹さんに描かせ、小学館の「週刊ポスト」に『新・子連れ狼』の連載を始めたという。
森秀樹さんは、小島剛夕さんに憧れて漫画を描き始めたらしく、『新・子連れ狼』の絵柄も一見 似ていなくはないのだが、画が硬く 刺々しいのだ。小島剛夕さんの絵には、激しい場面でも 筆を使っていたからか、柔らかい色気みたいなものがあった。

 余談だが、森秀樹さんの絵柄は、小島剛夕さんというより 平田弘史さんの雰囲気があるように思う。