2022年2月10日(木曜日) 今朝の散歩

 2022年2月10日(木曜日)AM9時 散歩に出る。

地図Y

 今朝の散歩コースは、上の池公園から奈佐原の田園を

折り返して帰るコースだ。

 

 名神高速道路に架かる歩行者専用の跨道橋(こどうきょう)

を渡るための階段を、駆け足で上る。

階段

  れぞれの散歩コースには 当然 それなりに階段がある。

以前には階段を歩いて上っても、途中で息切をしていた六兵衛

だったが、数年前に 思い切って階段を駆け足で上ってみたら

案外な事に、最後まで上りきることが出来た。

以来、とりあえず目の前に 階段があれば駆け足で上る事を

義務付けている。

駆け足で階段を上れている間は、例え多少 頭はボケても

まだ足腰は、当分自分で歩けそうだと思えてくる・・。

それでも、駆け足で上りきった後の息切れの回復は

徐々に時間がかかってきている感じが しなくもないが・・。

 

 今日の散歩コースには、この跨道橋に上るための階段の他に

上り坂や・・

上り坂

 中の池の遊歩道への上り下りの階段・・

下の池

 そして 上の池にも階段がある。

上の池

 

 

「市立阿武山図書館」や「北消防署阿武山出張所」の建物を

横に見ながら、下り坂を ゆるゆると降りてくると

奈佐原の田園を望む開けた風景が飛び込んでくる。

奈佐原

 

 但し 今は、稲作の農閑期・・ゆえに全体が枯れ葉色・・。

歩きながら「iPhone」に保存している古い流行歌の中の

ちあきなおみさんが歌う「冬隣」が聴こえてきた・・。

 

『あなたの真似して お湯割りの

焼酎のんでは むせてます

つよくもないのに やめろよと

叱りにおいでよ 来れるなら

地球の夜更けは 淋しいよ

そこからわたしが 見えますか

この世にわたしを 置いてった

あなたを怨んで 呑んでます

 

写真のあなたは 若いまま

きれいな笑顔が にくらしい

あれからわたしは 冬隣

微笑むことさえ 忘れそう

地球の夜更けは せつないよ

そこからわたしが 見えますか

見えたら今すぐ すぐにでも

わたしを迎えに きてほしい

 

地球の夜更けは 淋しいよ

そこからわたしが 見えますか

この世にわたしを 置いてった

あなたを怨んで 呑んでます』

 

 若い二人だろうと、長年 連れ添ってきた老いた二人だろうと

つれあいを失えば・・と想像すると、鼻の奥がツンとなり

歩きながら 目頭が熱くなる。

年を経るに従い、涙腺が脆くなってきている六兵衛である・・。

 

 水の流れが少なくなった女瀬川に沿って南に下る・・。

阿武野中学校のグラウンドでは・・

阿武野中学

生徒たち走っている中で、なぜだか一人の生徒だけが

砲丸投げの練習をしていたり・・と、そんなグラウンドを

左に見ながら、今日の散歩は終わるのである。

 

「男はつらいよ」・・iPadシアター

  当六兵衛ブログの1月2日の日記「謹賀新年」にも書いたが

「外付けHDD」に保存している松竹映画「男はつらいよ」の

全48作を、ほとんど毎夜のように 寝る前に1作品ずつ順番に

「iPad」で再生して観ている・・昨夜は 第33作目を観た。

33作目

 

 第2作目以降の『男はつらいよ』は、基本的にパターン化され

た場面も多く、それが 内容によっては やや食傷気味に感じる

こともあったりするが、何より寅次郎と 個性豊かで魅力的な

多くのマドンナとの絡み具合が、寅さん映画の面白さとなって

飽きられもせず、50作品 近くも 長く続けられてきたのだろう

と思う。

 

そんな寅さん映画には、名の知れた主役級の役者さんの出演も

さる事ながら、名前さえ知られていないような俳優さんも

数多く出演されている。

配役

 

 例えば・・「とらや」の裏の「朝日印刷」で働く職工役の

笠井一彦さん。

この俳優さんは、山田洋次監督の映画によく出演されていて

『幸せの黄色いハンカチ』では、島勇作が運転する車を止めて

寒そうな仕草で検問する警官の役だったり

『遙かなる山の呼び声』では、涙なくしては語れない この映画

の最後のシーン、主人公の田島耕作が二人の刑事に汽車で連行

される場面の、若い方の刑事役で出演もされている。

 

谷・笠井

 例えば もうお一人、谷よしのさんという女優さんがいる。

ご近所さん、行商の花屋さん、通行人、寅さんが旅先で泊まる

安宿の中居さん 等々、数多くの役で寅さん映画に出演されて

いて、台詞はあったり無かったりである。

 

 そして もう一つ 気になるのは、「とらや」の真向かいにある

「江戸家」という店だ。

時に 「とらや」のおばちゃんが、「江戸家」の店番をしている人

と『暑いねぇ』などと、日常の挨拶をしたりするが

それ以外は ほとんど「江戸家」が物語に絡むことはない。

店先には白文字で「江戸家」と書いた赤い暖簾が掛かっていて

団子や煎餅などを売っている店のようだ。

 

江戸家のおばちゃん

 そして「とらや」の店先での場面などには、向かいの「江戸家」

で店番をしている様子のおばさんや、時には おっちゃんが映って

いて、そして いつもの様に「とらや」の店先で騒動が起きると

やや遠くだからか ぼやけた映像ながら、店番をしている「江戸家」

の住人が、その騒動の成り行きを見ていたりする・・。

江戸家の親父

 

その「江戸家」の事については、映画の中では ほとんど語られて

いないが、ただ1度 第30作目の「花も嵐も寅次郎」のなかで

朝丘雪路さんが「江戸家」の娘(桃枝・寅次郎の幼馴染)役

出演し、『寅ちゃんは いいわね 気楽で、私も一人になりたい』

などと、寅次郎との再会を喜ぶ場面があったが

物語の進行とは あまり関係がなかった。

朝丘

 

 但し、実際の帝釈天参道には「江戸家」という店はないようで

映画の中の架空の店舗らしい・・。

 

 六兵衛は今夜も iPadシアターで、寅さんと一緒に

素敵なマドンナに出会える夢を 見るのだ・・。

 

2022年2月6日(日曜日) 今朝の散歩

 名神高速のそばの大蔵司橋から芥川堤道を南下(川下へ)し

西国街道に架かる芥川橋を折り返すコースを歩く。

 

地図・芥川

 2月4日の立春も過ぎ、暦のうえでは春かもしれないが

現実は まだまだ寒い日が続く・・。

大蔵司橋より

 

 『1月 住ぬる、2月 逃げる、3月 去る』・・そんな

ことわざがある。

正月から3月まで、いろいろな行事が重なり忙しく

あっという間に過ぎ去っていく・・との意味らしい。

しかし まだ、芥川堤道に春の気配は感じられない・・。

桜・コブシ

桜の蕾はもちろん、コブシの芽も まだ小さく硬い・・。

 

 天気予報では今日は 曇り空のはずだったのに

良い方に外れて、空は青く晴れ渡っている。

青空

 

 ・・散歩日和で、ありがたい。

影

 

 それでも、川面に さざ波が立つほどの北西の風が吹くが

それにも負けず 強い日差しがあり、歩くには助かる。

さざなみ

 

 帰り道の途中にある寺の掲示板には、お言葉(標語)が・・

多分、2月になったので 変わっていた。

言葉

 

 『生のみが 我らに あらず

  死もまた 我らなり』

自分の周りで また己自身にも、”死”が身近に感じるように

なってきて、決して ”死”は「他人事」ではなく

どこかで死を感じながら、今を精一杯 生きている・・。

若い時には ”死”は、どこか他人事だったのだが・・。 

 

 清沢満之(キヨサワ マンシ)という人は、明治期に活躍した哲学者・宗教家・僧侶で
手掛けた著書は多く、大谷大学の初代学長を務めたという。

 

文庫本「新蔵 唐行き」

 双葉社から単行本が出版されたのが2019年10月。

文庫化されて出版されたのが2年後の2021年10月。

思っていたよりも早く文庫化された。

しかも 文庫本が出版された2ヶ月後の今年12月には

中古本を買う際に六兵衛が決めている値段にまで下がって

きたので、勢い込んで購入した。

六兵衛の好きな志水辰夫さんの小説『新蔵 唐行き』の

中古本 購入事情である。

新蔵唐行き

 

 一昨年の2020年1月5日の当六兵衛ブログの日記

「年の初めに読んだ文庫本」にも書いているが

年の初めに読んだ文庫本

志水辰夫さんの時代小説「疾れ、新蔵」の続編となる

『新蔵 唐行き』の文庫化を心待ちにしていたのだ。

シミたつさん

 

 越後 岩船藩の森番の新蔵は、権力争いのため身に危険が

迫った幼い志保姫を、江戸中屋敷から密かに連れ出し

越後に住む姫の母親の許へ送り届ける役目を言付かり・・

第1作の「疾れ、新蔵」では、新蔵と幼い姫との逃避行の

時代サスペンスだったが・・

今回の新蔵の活躍は、海難事故で行方不明になった廻船問屋の

若旦那を探しに、アヘン戦争 真っ只中の中国・唐の国へ

海を渡って行くという話・・らしい。


作者の志水辰夫さんは六兵衛よりも10歳も年長で

だから80歳代の半ばを過ぎておられる事になる。

個人差があるとはいえ、六兵衛の10歳も年長の年齢で

新しい作品を書かれるのは、きびしい作業なのだろうと

思えるのだ。

『他人のことは ほっとけ! 』と、志水さんには叱られる

とは思うが、愛読者の一人として 志水さんの次回作の噂でも

聞こえて来ない限り、『新蔵 唐行き』が手に入った 今

読みたくても あっさりと、読むわけには いかんのや・・。

 

 そういえば、「​​嶽神伝シリーズ」や「北町奉行所シリーズ」

の長谷川卓さんも一昨年の11月に亡くなられた。

長谷川さんの最後の作品となった『新・戻り舟同心 鳶』の

中古本も六兵衛の手元に あるにはあるのだが・・

鳶

志水さんの『新蔵 唐行き』と 同じように

・・すぐに読むのが、何とも もったいなくて

まだ 読めないまま、未読の本棚にならんでいる・・。

 

  志水さんの呼吸に触れてみたくなれば

志水さんのブログエッセイ『志水辰夫の きのうの話』に

会いに行けばいい・・。

 

小野寺史宜さんの文庫本『ひと』

六兵衛の日々の楽しみのひとつに、時代劇やサスペンスと

いった肩の凝らない大衆娯楽小説を中古の文庫本で購入し

毎日 読んでいるのだが、先日 何を思ったか

いつもなら ほとんど買わないような小説を購入した。

小野寺史宜さん(祥伝社文庫)の『ひと』という青春小説だ。

2019年 本屋大賞 第2位を受賞したという。

文庫本「ひと」

 

柏木聖輔は二十歳の秋、一人ぼっちになった。

数年前に父親を亡くし、その後 女手ひとつで働いて

聖輔を東京の大学に進ませてくれた その母も 急死した。

残された全財産は多くはなく、奨学金を受けても返せる自信も

なく、だから 大学は中退した。

直ぐにでも働かなければ ならない・・。

 

父親が若い頃、東京の「砂町銀座商店街」で働いていたと

聞いた事があり、もし 若い頃の父親のことを知る人がいれば

少しでも知りたいと「砂町銀座商店街」へ行く。

商店街を歩くうち腹が減ったので、惣菜屋でコロッケを買おう

とした事がきっかけで、その惣菜屋で働くことになった。

 

物語としては、大きな事件が起きるわけでもなく 淡々と進む

のだが、天涯孤独になった青年が多くの人と出会い ふれあって

いくうちに、人の優しさ あたたかさに救われ

なにより 一人で頑張ることも大切だが、頼って良い人には

頼ることも必要だということを学んでいく・・。

 

2022年1月29日(土曜日) 今朝の散歩

順番からすれば 今日の散歩コースは、上の池公園から奈佐原を

周って帰ってくるコースなのだが、車の保険用紙の郵便物を

氷室郵便局の大きなポストに投函する必要があって

とりあえず散歩コースを今城塚公園方面へと変えた。

地図

土曜日ゆえ、休日の郵便局のポストに郵便物を投函し

そのまま郵便局の裏に周って今城塚古墳公園に入り

水鳥たちが冬を過ごす「内堀」や、展示されている「埴輪」を

眺めながら、公園内を1周半歩き

今日は休日ゆえに子どもたちの走る姿や元気な声が聞こえず

どこか 寂しげな「郡家小学校」の校舎や校庭を周って

貸し農園などが並ぶ東への道を進む・・。

スサノオ神社

「素盞嗚尊(スサノオ)神社」の角を回って北方向へ向きを変え

帰り道は田圃や畑が並ぶ細い道を歩く・・。

 

昨年(2021年)の5月6日の日記「小鳥が・・」

21・5.6

 

9月15日の日記「そろそろ秋が・・」にも・・更新して

21.9.15

市営のテニスコートのフェンスに小鳥が止まっていると

見間違いそうな枯れ葉の事を書いたが

その枯れ葉が 今も そのフェンスに張り付いている。

22・1・29

 

最初に その枯れ葉に気がついてから半年以上が過ぎている・・。

だから その枯れ葉の姿かたちは微妙に変わってきてはいるものの

飛んでゆく気配のない 枯れ葉の小鳥である。

 

2022年1月27日(木曜日)今朝の散歩

27日(木)朝 9時すぎ、塚脇方面へ散歩に出る。

厚い雲に覆われているが、雨が降る気配はない。

空の青い部分も、ところどころで見え隠れする。

今日の空

 

六兵衛が歩く散歩コースには 4つのコースがあって

約1時間少しの散歩コースから、2時間近くかかるコースなど

歩く場所によって多少の散歩時間に違いがある。

だから、『今日は しんどいから短いコースを・・』などと

ついつい言い訳を考えて、楽をしたがる六兵衛ゆえに

あらかじめ歩く順番を決めておかないといけないのだ・・。

今日は最も距離の長い芥川堤道を川上に登った塚脇橋を

折り返すコースである。

芥川・塚脇

 

2年ほど前から始まったコロナ禍で、たとえ 川沿いの散歩道

といえども、不織布マスクをして歩いていると

呼吸が苦しくなったりするので、周りに人が居ないとき

マスクをずらして息を整えながら歩くようにしている。

但し、冬場にマスクをするのは暖かくて良い面もあるが・・。

 

先日 亡くなった つれあいの先輩・Yさんを思い出すバス停の

道を 今日も通った。

Yさんのバス停

 

高台となる南平台の公園横の道路から北東方面を眺めると

木々の向こうに見える安岡寺方面の住宅街に

雲の切れ間から 穏やかな冬の光が差し込んでいる・・。

今日の空2

 

我が家まで あと20分。

 

帰宅後・・

iPhoneにインストールしている「歩数計アプリ」によると・・

歩いた歩数:10,200歩

距離:約6.69km

時間:1時間40分

 

新バージョン『Monterey 12.1』を・・

「macOS」の新バージョン『Monterey 12.1』が配信されて

約1ヶ月半が過ぎたが、まだ六兵衛は その新バージョンの

アップ済ませていない。

いろいろ不具合があるかも・・との心配があったからだ・・。

 

しかし その間、「Dock」にある「システム環境設定」のマーク

には、赤丸に白文字のが付いていて、それを見る度に

『さぁ 早く、新バージョンに更新せよ!』と急かされている

ようで、落ち着かない日々であった・・。

 

それから約1ヶ月半が過ぎ、もう そろそろ 新バージョンの

不具合なども改善されている頃だろうとの思いもあったし

新バージョンにアップした方が新しいウイルスなどには

効果的だろうとの考えもあって、その辺りの事をネットで

確かめてみた。

 

まぁ それらに関する記事を読んでも、『何のこっちゃ?』

いうような、六兵衛には難しい内容の記事ばかりだったから

とりあえず六兵衛が使っている数個のアプリに支障がなければ

いいのだと考え、メモがわりに使っている「Evernote」や

「Google ドキュメント」、ペイントツールの「FireAlpaca」

Macの整理やセキュリティ保護のための「CleanMyMac X」

等々を、新バージョンの『Monterey 12.1』に対応しているか

どうかを調べてみた。

 

どうやら大きな問題はないようなので、現在の『Big Sur』を

『Monterey 12.1』にバージョンアップすることにした。

 

なお 「Face Time」とかを使って通話相手と話し合いながら

一緒に音楽を聴いたり映画を観たりする事が出来るという

「SharePlay」なるものも楽しめるようになった・・との記事も

あったが、六兵衛などには無用の長物らしいから

無視することにして、1時間ほどかかって新バージョンの

アップデートは終わった。

 

 

新バージョンの「Monterey(モントレー)」とは

カリフォルニア州のサンフランシスコから、次女が暮らしている

サンタクララの町を過ぎ、150kmほど南に下った太平洋沿岸の

港町の名前のようだ。

 

 

バージョンアップを済ませたら、「Dock」の「システム環境設定」

鬱陶しく付いていたは消えたし・・心配していた それぞれの

アプリも、それなりに動いてくれたいるので 一安心だ・・。

 

 

おぉ〜い! 寅さん!

1月2日に更新した当六兵衛ブログ「謹賀新年」にも書いが

「外付けHDD」に保存している多くの映画の中から

『男はつらいよ』全48作を、夜 寝る前に第1作から順番に

「iPad」で再生をして 観ている。

昨夜は第21作目の『寅次郎わが道をゆく』を観た。

寅さんポスター

 

改めて毎夜のように連続して観ると 特に感じることは・・

この映画に登場する人々は、皆いい人ばかりなのだ・・。

なのに、寅次郎が柴又の「とらや」に帰って来ると

寅次郎と「とらや」の面々とのあいだに、何故だか妙に

「間」の悪さが生じ、何かが「ズレ」てしまい

結局 お決まりの喧嘩が始まってしまう・・。

寅さん喧嘩

 

原因を考えるに、「とらや」の皆の優しさが返って仇となり

お互いの勘違いや早とちり、そして「間」の悪さゆえも重なり

結果 言い争いとなり、責められると逆に乱暴な言葉遣いや

身勝手な言い分で、激しく言い返す事になる・・。

そして そして、また寂しく 旅に出ることになる。

根は単純で、いい格好をしたがる寅次郎の旅先での評判は

至って良いのだが・・。

性は車

 

『バカだねぇ、ほんとに寅はバカだよ・・』と

おいちゃんが情けなさそうに言うセリフは

寅次郎が地に足をつけて、地道な暮らしをしてほしいと願い

心配する「とらや」の皆の思いを代表している言葉だろう。

 

寅次郎の愚かさは、寅次郎だけの事ではなく

寅次郎を見て笑っている我々にも あるものだが

救われるのは、同じ愚かさを繰り返す兄・寅次郎を

妹・さくらは『本当は優しいんだよね』と、涙して兄を想う。

そんな妹・さくらの前では寅次郎も素直になれて

自分の愚かさを反省したり・・もする。

江戸川の河川敷に立つ寅次郎の背中には、哀愁と可笑しさが

隣り合わせに漂っている。

 

長くなるが もうひとつ、映画『男はつらいよ』に

準レギュラーのごとく出演されている役者さんがいる。

六兵衛が まだ小学校の低学年くらいの頃

中村錦之助さんとか東千代之助さんとかが主演されていた

子供向けの東映の時代劇映画「笛吹童子」や「紅孔雀」などに

必ずといっていいほど悪役で出演されていた吉田義夫さんと

いう役者さんがいた。

吉田義夫さん

 

その吉田義夫さんが、寅次郎が旅の途中に度々出会う

旅回り一座の座長役とか、寅次郎が見る夢の中にも何度も

出演されていて、昔の吉田義夫さんの映画を観ていた六兵衛と

しては、懐かしく嬉しい登場である・・。

 

しかし しかし、 時は 過ぎていく・・。

その吉田義夫さんや 渥美清さんをはじめ・・

亡くなられて・・

初代おいちゃん役の森川信さん、2代目の松村達雄さん

最後まで おいちゃん役を演じられた3代目の下條正巳さん

おばちゃん役の三崎千恵子さん、タコ社長の太宰久雄さん

そして 題経寺の御前様・笠智衆さま・・・

 

みんな みんな、天に昇られた・・。

 

ペン字の練習

六兵衛は「字」が下手である。

例えばのはなし、小学4年生が書いた字と比べても

比べられた小学4年生が怒ってしまうほど

六兵衛の書く「字」は下手なのである。

例えていえば、映画「男はつらいよ」での映画の終わりに

旅先から届く寅次郎の葉書・・

『・・思い起こせば 恥ずかしきことの数々、

今はただ 後悔と反省の日々を過ごしております・・』

・・といった内容で書かれている寅次郎の葉書の下手な字と

似たりよったりの六兵衛の字なのである。

寅の手紙

 

今はパソコンでカチャカチャと文字を入れて印刷すれば

「字」の下手さは ごまかせるとはいうものの

それでも気持ちのどこかに気後れが あるのも事実なのだ。

 

こんな本も出版されている・・六兵衛は読んでいないけど・・。 

 

「50の手習い」とか、「60の手習い」とかいうが

70歳半ばを過ぎてから始める手習いだとしても

決して遅くはないだろうし、その事が 脳や手先に刺激を

与えてくれる事にでもなれば、老化防止にも繋がるはず・・

とも考え一念発起、つれあいに『ペン字の練習を始める』と

公言したのは数日前のことだった。

 

その数日後 つれあいから、『ペン字の練習は いつから始める

の?』と聞かれた。

あっ!・・わ、 忘れてた・・。

誰に言われたわけでもない、自分で決めた事なのに

たった2,3日が過ぎる間に、六兵衛の意識の中から

ペン字の「ぺ」の字さえ飛んでしまっていたとは

六兵衛の決意は いい加減だったのか・・と反省をする。

 

気を改め直して、ネットでペン字の練習用の見本を探し

ダウンロードして、まだ裏が白く残っている使い古したA4紙

に 見本文字を印刷した。

練習用

 

まずは、「ひらがな」と「カタカナ」から始めよう。

小学校に入りたての、初々しい? 子供のように・・。

 

そして そして 心配なのは、70歳代半ばを過ぎた年齢に

なっても、いまだ 六兵衛の飽きっぽい性格は治らず

ゆえに はてさて、何やかやと理由をつけて・・・

いや いや、それは 言うまい、言うまい・・言うまいぞ。