謹賀新年

ネットの動画共有サービスから、映像や音声を勝手に

ダウンロードするのは違法らしい・・とはいうが

六兵衛の2TBの外付けハードディスクには

どの動画共有サービスからだったかは忘れたけど

約280作品ほどの「映画」を保存している。

邦画もあれば洋画もある。

六兵衛が生まれる前の戦前の古い古い映画もあれば

2〜30年前の割と新しい映画もある。

そんな中には、綺麗な映像の映画もあれば

ボヤけていたり、画面の角が切れて小さくなった画面など

見づらい映像の映画もあったりする・・。

 

保存している主な映画には・・

『荒野の決闘』​​​​​​​​​​ジョン・フォード監督、ヘンリー・フォンダ 主演

『ローマの休日』オードリー・ヘップバーン、グレゴリー・ペック 主演

荒野の決闘・ローマの休日

 

『鞍馬天狗』嵐寛寿郎 主演

『二十四の瞳』木下恵介監督​​・高峰秀子 主演

鞍馬天狗・二十四の瞳

 

『独立愚連隊西へ』佐藤允・加山雄三 主演

『伊豆の踊子』吉永小百合 主演

独立愚連隊・伊豆踊り子

 

小津安二郎 監督の映画 笠智衆・原節子 他 出演

 

・・等々 とうとう 。

 

これだけの映画を保存すれば、観たい時に 観たい映画を

いつでも観られる訳だが、外付けハードディスクに保存した

ことで安心するのだろうか、せっかく保存した それらの映画

のほとんどを まだ観ていない六兵衛である・・。

 

何のために保存したんや・・と 改めて思い直し、保存して

いる映画の中から、まず始めに再生して観はじめた映画は

渥美清さん主演の松竹映画『男はつらいよ』全48作である。

寝る前に1作ずつをiPadで再生している。

 

​​1969年に第1作が公開され、1995年 公開の

「寅次郎 紅の花」​​までの全48作品だ。

(渥美さんが生で出演されている作品・・)

 

特に第1作の『男はつらいよ』には 泣けた。

ポスター

 

20年ぶりに柴又に帰ってきた寅次郎、妹・さくら(倍賞千恵子)

おいちゃん(森川信)、おばちゃん(三崎千恵子)と再会する。

妹・さくらが「とらや」の隣のタコ社長(太宰久雄)の印刷工場

に勤める諏訪 博(前田吟)との結婚式の披露宴で、挨拶にたった

博の父親(志村喬)に・・泣けるのだ。

注)博の父親は元北海道大学名誉教授。
研究一筋の仕事人間の父親に、博は反発し家を出て
再会したのは8年後の博の結婚式だった。

 

つれあいと共に挨拶に立った父親だったが

立ち上がったまま、しばらく言葉を発しない・・

辺りは ざわめき始める。

父親

 

それ以前から寅次郎などは、結婚式に出席した博の両親の

ニコリともせず ただ座っているだけの態度に不満が溜まって

いたのだ。

しばらくして やっと父親が挨拶の言葉を発し始める・・。

『・・・本来なら 新郎の親としてのお礼の言葉を申さねば

ならないところでございますが、わたくし共 そのような資格の

ない親でございます。

(博が『えっ』とした顔で父親を見る)

しかし こんな親でも・・なんといいますか、親の気持ちには

変わりないのでございまして、実は今日 わたくしは8年ぶりに

倅の顔を・・・。

 

皆さんの温かい友情と、さくらさんのやさしい愛情に包まれた

倅の顔を見ながら、親として・・わたくしは・・いたたまれない

ような恥ずかしさを・・・。

 

いったい わたくしは 親として倅に何をしてやれたのだろうか・・

なんという・・わたくしは無力な親だったかと・・・。

(めがねを外して涙や鼻水を拭く父親)

 

隣におりますわたくしの家内も 同じ気持ちだと思います。

 

・・・・この8年間、わたくしども二人にとって

長い長い冬でした。

そして今ようやく、皆様のおかげで・・春を迎えられます。

皆さん ありがとうございました。

さくらさん!博をよろしくお願いいたします。

(博もさくらも泣いている)

さくらさんのお兄さん!

二人のこと よろしくおねがいいたします。』

 

 

・・・もう、言葉は・・いらない のだ。