拝啓
ちあき なおみ 様。
昨夜もiphoneから流れる あなたの歌を子守唄にして
眠りにつきました。
心ならずも病に伏して、遠い東京に残る友を想って歌う
「男の友情」を聴くと、今でも泣けてくる私ですが・・
『あなたの まねして お湯割りの
焼酎のんでは むせてます
つよくもないのに やめろよと
叱りにおいでよ 来れるなら・・・・』と
愛する彼に先立たれた女性が
ひとり残った寂しさに 飲めない酒を飲んでいる。
天国から こんな私を見つけたら、早く迎えに来て欲しい・・
そんな吉田 旺 さん作詞の『冬隣』や
追いすがる母を振り切って捨てた故郷
それも ただ若さゆえだった。
そこまでして出て来た都会だったが
人の世の夢に疲れて振り向くと母のやさしさが思い出される。
細降る雨を眺めながら 母や故郷を思い出す・・。
帰ろうと思いながらも いたずらに時は過ぎてしまい
自分の帰りを待つ母に 詫びる明け暮れが続いている・・
という『都の雨に』という歌も また 切なくなってまいります。
子守唄 代わりに聴いているつもりが
聴くうちに感情が高ぶり眠れなくなったりも するのですが
それでも それでも いつの間にか 気が付けば
眠ってしまって います。