「老いる・・」

先日、いろいろな趣味を持つ老人達が、嬉々として日々を

過ごしている様子を映したテレビ番組を観た。

 

六兵衛に趣味はあるかと 自らに問えば

特に思いつく趣味はない。

第一 六兵衛は、趣味に限らず 何か一つの事を深く掘り下げて

考えたり行動したりする事が、もともと出来ない質である。

仕事をしていた現役の頃でも、仕事一筋とか 仕事が趣味でとか

そんな事を とても言えるような仕事人間ではなかった・・。

 

遠い昔の六兵衛が中学生の頃、漫画を読んだり描いたりする

事が大好きだった。

漫画好きの仲間たちと、それぞれが描きあげた漫画を集めて

雑誌を作ったりもした。

 

後になって考えれば、子供が作った下手くそな漫画を集めた

雑な作りの製本だったが、少しでもプロの漫画家や出版社の

気分を味わいたくて、そんな真似事をしたのだろう。

勉強などせず、漫画ばかりの楽しい毎日だったが

中学校を卒業すると、仲間たちとは それぞれ別々になり

環境が変わると、あれほど強かった漫画への想いも

少しずつ薄れていき、結局それは その程度のものだった

のだろう。


六兵衛が以前 作っていた「大衆娯楽小説は文庫本で」というブログの中の
2011年の初夏の頃に「さし絵」として掲載していた55作目のカット絵。

 

70歳を過ぎて、仕事をリタイヤしたあとの六兵衛が

日々の暮らしを 如何に過ごしているかといえば

当ブログにも現れているように・・

それは 芥川沿いの堤道や上の池公園あたりを散歩したり

ネットで購入した肩の凝らない中古文庫本を読んだり

パソコンで遊んだり、小さな庭での ささやかな野菜作りを

したりなど、健康の事も少しは考えているくらいには

身体を動かしているのだが、とても趣味などと云えるような

事々ではなく、ごくごく たわいのない日々を過ごしている。

 

テレビ番組で見た老人達のように、老後を生きるための

強い支えとなる趣味などを、今更 六兵衛が持つ事などないと

思うが、それでも そんな日々の暮らしを特別 退屈に思う事も

ないが、それでも仮に 散歩や文庫本、野菜作りやパソコン操作

などに飽いたなぁと思ったとしても 六兵衛には・・

「昼寝」をするという ” 奥の手 ” が あるのだ。

 

・・どうだ! どうだ!

 参ったか!!

 

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