『 い・ち・べ・え  さぁ〜ん!』

北方謙三さんの小説「水滸伝」を、第2巻目の途中で読むのを

止めて、荒崎一海さんの時代小説『九頭竜覚山 浮世綴』第3巻目

「寺町哀感」を読んだと、前回のブログ日記に書いた。

 

やっぱり 江戸時代を背景にした時代小説は 、理屈抜きに楽しい!

そうなると、六兵衛の思いは 行き着くべき所に 行き着く。

1年以上も市兵衛さんの新刊は出ていないのだ。

こんなことは、これまで一度も なかった。

市兵衛さんの新刊は いつ出るのか・・そこで Googleの検索枠に

「風の市兵衛」の新刊はいつ出るのかと、文字を入れてみた。

 

我が家の未読の本棚には「風の市兵衛 弐 第29巻・寒月に立つ」

「第30巻・斬雪」そして「第31巻・春風譜」の3冊がある。

 

これら市兵衛さんの文庫本が3冊も手元にあるからとはいえ

読んでしまうと、読んだ後が 寂しくなる。

せめて新刊が出るまでは・・と、この3冊は読まずに我慢をして

未読の本棚に並べていたのだが、先日 読んだ 荒崎一海さんの

『九頭竜覚山 浮世綴』が、改めて時代小説の楽しさを

思い出させたものだから、もう 辛抱が効かなくなり

未読の本棚に並べている市兵衛さんを取り出し

第29巻「寒月に立つ」を読んでしまった。

 

越後 津坂藩の跡継ぎ騒動の内偵中に、親友の返弥陀ノ介が

瀕死の重傷を負った・・市兵衛さん 修羅となる!

 

市兵衛さんや仲間たちの活躍にわくわくさせてもらいながら

お世継ぎ騒動は解決して、第29巻は終わったのだが

しかし 未読の本棚に並ぶ 市兵衛さんの文庫本は

残り 第30巻と第31巻の あと2巻である。

だから少しでも早く、第32巻目となるはずの新刊が出版されて

ほしいのだが・・。

 

既刊 最後の第31巻「春風譜」(まだ 読んではいないが)が

出版されたのが、昨年の年6月10日のことで

もう すでに1年以上が過ぎたというのに、第32巻目となる新刊が

まだ出版される気配がない。

 

これまでにも 何度か、祥伝社文庫の新刊の発表や

Amazonでの新刊の発売状況などを調べたりしているのだが

一向に 新刊の出る気配はない。

 

これまでの「風の市兵衛」全31巻の出版状況を、六兵衛なりに

調べてみたのだが、それによると これまでは1年に2冊か3冊の

新刊が出版されていて、2017年と2020年の2度だけは

1年に1冊しか出版されていないのだが、それでも その前後の

間隔は、今回のように1年以上も開いてはいないのだ。

 

では 1年以上も新刊が発売されない理由は 何だろう。

作者の辻堂 魁さんが 少し疲れ気味で、あえて 執筆を控えて

おられるとか・・・。

これまで全31巻もの市兵衛さんの物語を執筆されてきて

少々 飽きてきたとか・・・。

他の主人公の物語(例えば、介錯人 別所龍玄始末など)に

忙しく掛かり切りになっていて、市兵衛さんを振り向く暇が

今は ないとか・・。

そんな こんな、六兵衛なりに あれこれと考えてみたが

確かなことはわからない。

 

そして、最初に書いた《「風の市兵衛」の新刊はいつ出るのか》

との文言を、Googleの検索枠に入れてみた。

 

検索すると、二つのサイトが 興味を引いた。

市兵衛さんの新刊が、なかなか出版されないことに

六兵衛と同じように「何故?」と 思われた人がいるという事か。

 

何かが分かるかも・・と 期待を込めて二つのサイトを覗いたが

新刊が いつ出るのかは分からないとの事。

出ることが分かれば「お知らせする」という、そんな内容である。

結局 これらサイトも、六兵衛と同じ程度・・ということか。