日赤病院の「ヤツデ」云々

日赤病院で つれあいが点滴をしてもらっている間、今日は雨模様だったので散歩には行かず、待合室で文庫本を読みながら点滴が終わるのを待つ。

待合室横の周囲を建物に囲まれた中庭に植わっている「ヤツデ」が雨に濡れている。
そのうちの1枚の「ヤツデ」の葉には虫食いの後があり、その為か形が少しおかしい・・。

「ヤツデ」の手と手の間の部分が虫食いの所為か 少し歪である・・。

本来なら「ヤツデ」の 手と手の間は、隣のようには丸くなっているはずなのだ。葉よりも硬かった ”節” は虫に食われずに残った。
残った ”節” は、不安定な丸いまま残る必要もない。
いつのまにか最短の長さの真っ直ぐの形で残った。
・・と、つれあいを待つあいだ、文庫本から目を離し、そんな どうでもいいような事を考えていた。

 待合室横の中庭
2024年3月27日の日記に、「ヤツデ」の葉は大きくなるにつれて 5枚、7枚、9枚、11枚・・と、手の数を増やしていくが、8枚に別れた葉はないという・・などと書いている。
その時の六兵衛は、9枚に別れた葉の間が8ヶ所だから「八つ手」と云うのだと勝手に結論付けていたが、後になって分かった事は、「八つ手」のヤツは、葉が8枚に別れている・・という意味ではなく、「八」は数ではなく、「多い」という意味なのだと 後で知った次第だ。