墓掃除

四万十川がすぐ横を流れる小さな山の、我が家の墓の掃除に

これまでは1年に1度は帰省出来ていたのだが

新型コロナの影響で、思うように帰省が出来ず

しかし今年、思い切って3年ぶりに帰省をした。

3年間ほったらかしていた墓石の汚れを拭き取り

枯れ葉が3年分も積み重なっていた墓の周りを掃くのだが

昨夜の雨の影響もあり、そこそこの作業しか出来なかった。

つれあいの発案で、昨年 小さな「榊の木」を買ってきて

我が家の庭の片隅に植えていた。

まだ小さいけれど、今年は その枝の一部を切り取って

故郷の墓に供えることが出来た。

 

数年先のことだが、誰も住むこともなくなった故郷の

「墓じまい」を考えている・・。

いつまでも六兵衛たちが、墓の掃除に帰れるわけでもない。

それに、六兵衛もつれあいも 骨は一切 残さない。

自分たちの墓も、いらない・・と考えている。

 

 

墓の納骨室(カロートというらしい・・)には、下の写真のように

6口(個)の骨壷が座っている。

わりと新しい2口(個)の骨壷は、六兵衛の両親の

火葬後に六兵衛などが納骨した骨壷である。

それ以外の骨壷には、六兵衛の祖父や祖母

曽祖父や曾祖母などの名前が書いている。

しかし、書かれた名前には聞き覚えのない人々の

骨壷も1口(個)あった。

親戚か何か、我が家に謂れのある人々の骨なのだろう・・。

 

想像するに・・

骨壷に骨の主らしき名前は書かれてはいるが

土葬から何十年も後に掘り出して骨を拾い直し

骨壷に収め直した骨が、誰の者かなど分かるはずもないだろう。

六兵衛の父親が まだ元気な頃に、この墓に埋葬されているで

あろう人たちの事を想像し、また思い出しながら

後のことを考え名前を書いたのだろう。

そんな親父に 頭が下がる、いい加減な六兵衛である・・。

 

掃除が終わり 皆さんには 、「墓じまい」のそのときまで

再び 狭い納骨室に 、静かに座っていただきました。