見たくない!聞きたくない!

つい先日、沖縄米軍基地の辺野古埋め立ての賛否を問う

県民投票が実施されました。

結果 、「反対」票が大多数を占め

「埋め立て反対」が沖縄県民の総意となりました。


きーポケが以前 作っていた「大衆娯楽小説は文庫本で」というブログの中の
2012年の初春の頃に「さし絵」として掲載していた98作目のカット絵。

 

しかし 安倍首相は、この結果を知っても

「これ以上 基地移転の先送りをすることは出来ない」と

述べ、投票結果を受け入れない姿勢を示したようです。

 

やはり あの声で、あの厚顔で、大多数の県民の意思を

無視し、投票結果を受け入れず、これまでのように

強引に埋め立てを進めて行くようです。

 

安倍政権の これまでの6年と少しの間に

特定秘密保護法、安全保障関連法案、共謀罪法案、

働き方改革法案、カジノ法案 等など 数え上げれば切りが

ないほどの多くの重要な法案が、十分な審議もされないまま

一事が万事 数の力に任せて、半ば強引に国会を通過させて

きました。

それもこれも、70数年前の戦争の反省も

「喉元を過ぎて 熱さをわすれた・・」のでしょうか

国益優先の国家主義に傾き、どこやらか危険な煙の匂いが

漂ってきそうな安倍政治です。

 

国会での強引な手法も さることながら、安倍政権が

適当に お茶を濁してきた問題も多く残っています。

様々な問題が あまりにも有り過ぎて、すべての事柄を

いちいち覚えていられないくらいです。

森友学園への土地の不当な低価格での払い下げ問題や

安倍首相の長年の友だという加計学園理事長への

獣医学部新設に関する特別な便宜があったとされる

問題などは、安倍首相の いわば個人的な我がままを

官僚に忖度をさせ、挙句の果てに 自らが苦しくなると

公文書の改ざんまでさせる という、まさに法律違反の愚行を

する羽目になるのです。

そのことが公になった後でも、安倍首相を始めとする

閣僚などは誰も責任を取る様子はありません。

 

それ以外にも、数え上げれば切りがないほどの

安倍政権内での閣僚や官僚の様々な不祥事が発覚し

少なくとも 安倍政権以前の自民党であったなら

政府に対する党内から反発の声も大きくなって

内閣の崩壊に繋がっても決しておかしくないような

滅茶苦茶とも思える現在の安倍政権ですが

何故だか いまだに、安倍政権は続いているのです。

 

どうにも情けないのは、一国の首相である安倍さんの

言動や存在自体に、思いやりとか知性とか、美しさ

などといった、人としての尊厳の欠片さえ感じられ

ません。

 

きーポケは 不思議に思うのです。

そんな安倍政権の支持率は 何故下がらないのでしょう。

人それぞれに 好きとか嫌いとか、個人の都合なども

あるのでしょうが、それにしても、それにしても・・

こんな滅茶苦茶な安倍政権の支持率が下がらないのは

何故なのか、どうにも 不思議でなりません。

 

安倍政治を支持する人達の意識は どこにあるのでしょう。

「他に適当な政党が無い」ので、多少の不満には目をつぶる

・・という事なのでしょうか。

しかし それなら、自民党内の他の「誰か」にリーダーを

任せれば良いではないか・・安倍さん以外の「誰か」に・・。

今夏の参院選で、ある程度 自民党議員の当選者数が

減ったとしたら、安倍さんの党内での影響力も弱まるので

しょうが・・。

 

景気は回復したと安倍さんは数字を示して強調しますが

少なくとも きーポケには、そんな実感は まったく

ありません。

何より、テレビやネットのニュースで日々 伝わってくる

世の中の乱れた荒々しさなどを聞いたり見たりすれば

景気が良い筈は ないのです。

 

そして もう一つ、

今の日本に 報道の自由はないようです。

何より放送局に 責任感やプライドもないようです。

特に安倍政権になり 「特定秘密保護法」が出来た所為か

放送局の腰が引けて、安倍政治への忖度が著しいようです。

政府におもねるよりも、国民の知る権利に公平に答え

国や世界の未来への道標たる存在であるべき立場のはずです。

 

今後 誰が日本のリーダーになったとしても

今の安倍さんよりはマシでは ないかと、そんな強い思いを

持っています。

きーポケは もう、あの顔を見たくありません。

あの声を聞きたく ないのです。

 

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