『エイ! ヤア! トウ!』

この頃は、面白い文庫本が少なくなってきたと思っている

偏見とワガママ者の六兵衛は、再読用の本棚に残している

文庫本を取り出して読み始めた。

 

まず 読んだのは・・

浅黄 斑さんの『無茶の勘兵衛日月録』シリーズ

次は長谷川 卓さんの『北町奉行所捕物控』シリーズ

先日には、吉田 雄亮さんの「深川鞘番所」シリーズを

読み終わった。

 

そして 六兵衛が、次に 再読する文庫本は・・

とうとう! 遂に! いよいよ!  待望の! 待ちに待った!

・・などの文言を いくつ重ねても、まだ足りないくらい

満を持して読み始めたのが、勿論 もちろん モチロンそれは

市兵衛さんの小説『風の市兵衛』シリーズである。

祥伝社から出版されている辻堂 魁さんの時代小説だ。


以前に描いた市兵衛さんのカット絵、これまでにも何度か登場している・・。

 

当ブログにも市兵衛さんの事はしつこい程に、何度も何度も

登場してもらっている。

そして 今回 このシリーズを読み返すのは3度目になる。

 

市兵衛さんは 侍として 人として、極めて真っすぐで 強く

何より慈しむような優しさで、人の心を温かく見つめる。

誠意と真心と誇りを持った市兵衛さんの生き様が清々しい。

第1巻でも、汚名を着せられて死んだ旗本の未亡人と

8歳の息子への、慈愛に満ちた眼差しに市兵衛さんの

温かい優しさが よく表れている。

現実には こんな男はいないだろう、どうせ作り話だ・・

そう云われれば それまでだが、しかしだからこそ 作り話の

この物語に六兵衛は救われ 涙するのだ。

 

もうすでに、第1巻目は読み終わった。

現在は第2巻目の「雷神」を読み始めたところだ。

 

この第2巻「雷神」に、市兵衛さんの敵役として登場するのが

悪徳商人の呉服太物問屋・岸屋 新蔵という男である。

そして、物語のなかで 岸屋 新蔵の家系の説明があり

「新蔵」の父親が「信一郎」、先先代は「信吉」だという。

 

この『風の市兵衛』シリーズを これまで2度も読んでいるが

今回 初めて気が付いた・・この家系の名前、誰かに似てない?

 

悪徳商人の呉服太物問屋の岸屋 新蔵、そして父親が 信一郎

祖父は 信吉・・ネ! どこかで聞いたような名前だよね。

そう・・

呉服太物問屋・岸屋 新蔵の「新蔵」は安倍晋三首相の名前と

同じ「シンゾウ」。

新蔵の父親「信一郎」は、元外務大臣で安倍首相のお父さんの

安倍晋太郎さんの「晋太郎」と似かよっている。

オジーさんの「信吉」は、安倍首相の母方のオジーさんで

元首相の岸 信介氏と名前を似させた「信吉」となっている。

そのうえ「 店」の屋号も、オジーさんの「岸」と同じ

「岸屋」である。

 

第1次 安倍内閣は2006年(平成18年)9月に発足し

2007年(平成19年)9月、突然 首相を辞任した。

複数の閣僚の不適切な言動や年金問題などが深刻化して

安倍政権を揺るがし、表向きは体調不良との理由で辞任した。

「安倍は逃げた!」・・と言われたりもした。

 

そして5年後の2012年の暮れに、再び 第2次 安倍内閣が

発足するのだが、この小説『風の市兵衛・第2巻 』の「雷神」

が出版されたのが2010年の7月のことであるから

第2次 安倍内閣が発足する2年も前に、その後の安倍政権の

悪徳ぶりが、作者の辻堂 魁さんには お見通しだったのかも

しれない・・。

 

今さえ良ければいい・・己さえ良ければいい・・

そんな愚かな多くの国民が安倍政権を支持するものだから

日本は ますます乱れることになる。

出来れば市兵衛さんに 現代に現れてもらって

「風の剣」で エイ!ヤア!と世を乱す悪い奴らを

懲らしめてもらいたいものだ。

 

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