娯楽小説を読むには単行本は不向きだ・・

当六兵衛ブログの今年2月13日に、佐々木譲さんが

書かれた北海道警シリーズ第9巻目『雪に撃つ』の中古の

文庫本を注文したつもりが、六兵衛の軽薄な間違いで

届いたのは文庫本ではなく、単行本だった・・と

そんな日記を書いた。

文庫本4

『雪に撃つ』

 

文庫本1

届いた単行本は・・と、とにかく 堂々と自立するほどの

立派な単行本である。

 

文庫本2

まるで百科事典か専門の参考書のような重厚さで

その本の角で頭を叩けば 怪我をするのではなかろうか・・

と思うほどの、そんな 六兵衛如きが読むには大層大げさな

小説本なのである。

文庫本3

その単行本『雪に撃つ』を、楽しみに読み始めたのだが

面白さは別にして、それを手に持つと 結構 重い。

そのうえ、硬い表紙の角が ひ弱な六兵衛の手に食い込み

痛いのである・・。

 

Amazonなんかで新品で単行本を買うと ¥1,760ーも

するが、中古本通販サイトだと、単行本でも ¥347ー

買える。

物語自体、面白いだろうことは分かっているのだが

ただ 六兵衛の手が、読了するまで無事に もってくれるか

どうか、いささか不安?なので・・アル。

 

大関・三根山

古い文庫本だが、池波正太郎さんの『武士(おとこ)の紋章』

(平成6年・新潮文庫)を読んだ。

武士の紋章

 

黒田如水、真田兄弟、堀部安兵衛 など、武士の生き様を

描いた8編からなる短編集だが、その中に『三根山』と

いうタイトルの相撲取りの小説があった。

「三根山」・・六兵衛にとって懐かしい お相撲さんの

四股名である。

三根山

 

気は優しくて力持ち、いつも笑顔の人気のある大関だった

ような記憶がある。

写真のように あんこ型の力士で、立ち会い鋭く踏み込み

どちらかのまわしを取れば 一気の押しが売りだったと

小説にも ある。

 

六兵衛が まだ小学生の頃、夕方になるとラジオから流れる

大相撲の実況中継をよく聴いたし、当時の男の子の一番の

楽しい遊びだった「パンコ」には(関西では「ベッタン」

関東では「メンコ」と言ったらしいが・・)

映画俳優や漫画などのヒーローなどと一緒に、三根山など

お相撲さんの「パンコ」も沢山あった。

 

この『三根山』という短編小説、元々は「小説倶楽部」と

いう雑誌の昭和32年1月号に掲載されたもののようで

「三根山」が病気がもとで大関から陥落して

番付を平幕に落とした昭和31年秋場所の初日から

千秋楽までの15日間の土俵上での実況を中心に描かれた

話になっている。

小説倶楽部

 

その三根山が、一度だけだが優勝した昭和29年春場所の

番付を調べてみると、鏡里、吉葉山、千代の山、東富士の

4横綱を中心に、大関が三根山と栃錦、関脇に初代の若乃花

松登、胸毛の朝潮と巨体の大内山が小結、平幕にも時津山

信夫山、鶴ヶ峰、安念山など・・当時は存在感のある力士が

沢山いて、映画や漫画にも取り上げられ、当時の大相撲は

非常に人気があった。