南草津に暮らす長女から電話があって、エッちゃんが亡くなったと ご主人から知らせがあったという。
エッちゃん・・小学生の低学年の頃、近所に住んでいた同級生の女の子で、9歳か10歳になる頃に、六兵衛もエッちゃんも家庭の都合で、その町を離れ、それ以来65年 程、お互いの存在すら知らずに年を経てきたのだが・・・。
幼かった頃、エッちゃんをはじめ 近所に住む子供たちが集まって「かくれんぼ」や「缶蹴り」などの遊びをした。
しかし、その頃のエッちゃんの笑顔の奥に、不安や恐怖の日々があった事を、六兵衛は エツちゃんの存在を改めて知る2年ほど前まで、まったく知らなかった。
その当時は、ただ のほほんと、エッちゃんの不安や恐怖など 何も気づかず、みんなと一緒に遊んでいた六兵衛だったのだ。
エッちゃんの そんな葛藤を知ったあと、たとえ六兵衛は 子供だったとはいえ、何も知らずに遊んでいた事への負い目が消えず、お互いの存在を知ってから2〜3度 手紙のやり取りをさせてもらったが、懐かしいエッちゃんだからといって、昔の不安や恐怖を思い出させはしないかと、昔の話は あまりしないでおこうと、一人勝手に思っていたのだが・・。
もちろんエッちゃん(青木悦さん)は 、教育ジャーナリストとしての仕事を全うされ、多くの公演や本を出版し、当時のご自分が経験してきた事々を強く乗り越えられておられるのだが・・。
教育ジャーナリスト・青木悦さんのサイト:http://aokietsu.no.coocan.jp/
2025年2月6日、救急車で入院。
そして 2月22日 永眠されました。
エッちゃん、本当に頑張りましたね。
お疲れ様でした。
御冥福をお祈りいたします。
『おつれあいの鉄平さん。
信頼できる友であり 大切なつれあいを亡くされて、気落ちされておられる事と想います。
私などが 何と言ってよいか分かりませんが、一人になって、涙が枯れるまで泣いて、また泣いて・・多分そんな事くらいしか出来ませんよね・・。』
六兵衛の鉄平さんへの「ひとりごと」です。