「そうた」

寒くなってきたので、つれあいが 室内での上着として用意してくれたのは、六兵衛の親父が まだ それなりに元気だった頃、やはり部屋で着用しいていた「そうた」だった。

「そうた」とは、「ちゃんちゃんこ」に似た、袖のない「羽織」、または 綿の入った袖なしの「はんてん」とでも言おうか、六兵衛の育った田舎では、そのような上着を「そうた」と呼んでいた。

早いもので、親父が亡くなって もう21年になる。
上の左側の写真は、初めての曾孫が産まれて1ヶ月くらいの時に、嬉しそうに抱いている親父の写真。
親父が その頃着ていた「そうた」を、右の写真のように 今 六兵衛が着ている・・。
残しておいてくれた つれあいに感謝しながら、なんとなく嬉しい六兵衛である。