食堂の「引換券」

中古の文庫本をネット通販で買う。

そんな文庫本には 時々、コンサートのチケットだとか

本屋の領収書だとか、たぶん 前に読んだ人が「栞」代わりに

使っていたのかもしれないと想像させる そんなモノが

ページに挟まれていたりする。

うきよ暦

 

7年ほど前に、残念ながら若くして亡くなられた

杉本章子さんの文庫本『お狂言師 うきよ暦』(講談社文庫)にも

食堂の「引き換え券」が挟まっていた。

 

引換券・表
表面
引換券・裏
表面

 

九州は福岡市の「 や ◯ ◯ 軒 」という食事処の「定食券」で

その券4枚を集めれば、お好きな「鍋定食」を食べさせて

もらえるという。

残念ながら、もう その期限は過ぎてしまっているのだが・・。

 

新品の本には、紙と印刷インクの匂いはするが

中古本には 時々、何処か行ったこともない町の

会ったこともない人の生活の一部を

想像させてくれるお土産が入っていたりする・・。