六兵衛の散歩は、iPhoneのアプリに保存している昔の流行歌を

聴きながら、ネットで購入した「杖」を お供に歩く。

 

その「杖」はというと、2年ほど前にネットで購入した

「英国製のダービーハンドル型」というアカシアの木で

作られた一本杖だが、英国製と云う割には値段が8,400円

という まぁ安物だ。

 

その頃も 今も、六兵衛が歩くのに「杖」の助けは必要なく

むしろ「杖」を突きながら歩く方が、返って歩きずらい。

ただ70歳を過ぎてくると、まれに 何かの弾みにフラっと

よろける事があったりするし

何より歩くときに、手持ち無沙汰ということもあって

2年前に購入して以来、散歩には いつも持ち歩いている。

 

「杖」・・言い換えれば それは「棒」であって

歩くときに棒を持つ・・と、遠い 遠い昔の

田舎で暮らす子供だった頃の六兵衛が

たとえば 遊び疲れて我が家に帰る道すがら

少年マンガやチャンバラ映画のヒーローになったつもりで

拾った棒切れを振り回し、道端の草木を切り倒しながら歩いた

あの頃の、隣の村で たまに開かれる小さな映画館で観た

アラカンの「鞍馬天狗」や大河内傳次郎の「丹下左膳」などの

チャンバラ映画の影響が、老人になった今も 残っているようで

 

棒(杖)を持つと、そんな遠い昔の子供の頃の気分が蘇り

「杖」を振り回してチャンバラ気分にも なりたいし

出来たら「杖」を侍の刀のように、ベルトに差し込んで

歩きたいくらいなのだが・・

ちょっと それは、あぶない 親父に なる?・・なるか!