たかが旗、されど旗・・

韓国の文化体育観光委員会が、オリンピック・パラリンピック

の各競技場への日本の「旭日旗」の持ち込みの禁止を

日本の組織委員会に求める決議を採択したことを受けて

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は

『旭日旗は日本国内で広く使用されており、旗の掲示

そのものが政治的宣伝とはならないと考えており

持ち込み禁止品とすることは想定していない』と表明した・・

との報道が先日にあった。

 

誰でも幼い頃に、丸を描いてその周りに何本のもの線を引く

太陽を描いた事はあるだろうし、「天気が良い事」だとか

「めでたさ」などの祝い事のマークとしても使われたりと

「旭日旗」と似た、丸に光線を描いた太陽の絵は

日本では普段の日常でもよく見かける。

 

しかし それとは別に 少なくとも、第一次世界大戦以前から

大日本帝国陸軍や海軍の軍旗・軍艦旗として「旭日旗」は

用いられ、その後の日本が アジア諸国に力ずくで侵攻した際に

用いていた軍の旗が「旭日旗」だった。

そして そのまま、第二次世界大戦後の自衛隊でも「旭日旗」

が採用されたままになっている。

 

平和の祭典と銘打つ( 建前だけのようだが・・)スポーツの

国際試合の場で「旭日旗」を振るという行為は、戦前には

日本による植民地支配を受け、その 忌まわしい記憶が今も残る

人達にとって、それは受け入れ難い事だと 誰でも 想像できる。

たとえ戦後生まれの六兵衛でさえ旭日旗を見ると「戦い」とか

戦前のアジア各国への身勝手な侵略行為を意識してしまうのに

日本の組織委員会は、『旭日旗は日本国内で広く使用されており

旗の掲示そのものが政治的宣伝とはならないと考えており・・』

云々は、それこそ一部の人たちの「政治的宣伝」そのものであり

まことに身勝手な自由論である。


六兵衛が以前 作っていた「大衆娯楽小説は文庫本で」というブログの中の
2013年の頃に「さし絵」として掲載していた170作目のカット絵。
「トムとジェリー」にまで ご出演 願っていた・・。

 

相手国が過去に受けた忌まわしい記憶が消えない限り

過去の悪しき行為への謝罪の想いを消してはならない。

なのに日本政府と国民の一部は、悪しき行為の記憶や謝罪は

すでに終わっているかの如く自国の自由を振り回す。

 

誰が どんな顔をしてオリンピックの会場で「旭日旗」を振り

何を叫ぶのだろう・・と誰かが不思議がっていたけど

ほんま 六兵衛も同じ気持ちだ。

 

このような記事を書けば、『左翼だ』と決めつける人たちも

いるんやろうけど、六兵衛は左でも右でもない。

自分の都合ばかりを主張していると 争いになり

人が人を殺す戦争になりかねない。

世界を見れば 現実にそれがある・・。

 

今更遅いが 、出来れば商業主義一辺倒の今のオリンピックは

止めたほうがいいと 六兵衛は思っている。

それぞれの種目でワールドカップとかが あるじゃぁないの・・。