「百笑」に「百目鬼」

『2007年4月に、二見時代小説文庫から出版されている

浅黄 斑さんの時代小説「無茶の官兵衛日月」の第3巻

「残月の剣」の中で、主人公の官兵衛が病で倒れていた

一人の老剣客を助けたことが縁で、その老剣客があみだした

残月の剣の奥義を官兵衛は授けられるのだが

この老剣客の名を 百笑 火風斎(どうめき かふうさい)と

いった。

「百笑」とは珍しい名字のはずで、作者は何を参考に

この名前を考えたのだろう・・と不思議に思いながらも

嬉しくもあり 親しみも湧いてくるのは

六兵衛が生まれ育った故郷の集落の名前も「百笑」と書いて

「どうめき」又は「どめき」と読むからだ・・』

 

だいぶ昔の六兵衛のブログに、上記のような意味合いの

記事を書いた記憶がある。

 

そして先日、小学館文庫から昨年の夏に すでに出版されている

鈴木英治さんの文庫本の中古『突きの鬼一』を買い

読んでみると、なんと又も「どうめき」を名乗る主人公が

登場した。

美濃北山三万石の藩主・百目鬼 一郎太(どうめき いちろうた)

という若者が主人公の物語だ。

 

六兵衛の生まれ育った集落の珍しい名前の「どうめき」と

同じ名前の人物が登場したからといって

物語が面白いかどうかは別の問題で

『突きの鬼一』の第一巻を読み終えたが

安易なテレビ時代劇と同じ程度のB級の小説のようだ。

現在 第4巻まで出版されているらしいが

はたして、第2巻 以降を購入してまで読む気になるかどうか

・・微妙なところである・・。

 

そのことは ともかく・・

こうして二つの時代小説に、「百笑」と「百目鬼」と漢字は

異なるとはいえ、読み方は共に「どうめき」または「どめき」

と読む・・六兵衛 得意の「独りよがり」の世界だが

なんとも 嬉しい。

 

だから ちょっと、今回 知った「百目鬼」について

ネットで調べてみた。

 

「百目鬼(どめき)温泉」という日帰り温泉が

山形市にあるという・・。

宇都宮には百目鬼伝説の「百目鬼(どうめき)面」という

魔除けに使われた「面」があるという。

 

・・・だから それが、何やっちゅうねん・・と問われたら

イ、イエ 別に・・としか答えられへんけど

そんな こんなで、ただ ちょっと六兵衛は

どうめき仲間が増えた気がして 喜んでいるんです。