だいぶ以前、誰も住む者がいなくなってしまった遠い故郷の
木々の陰の薄暗い墓のそばに咲いていた「つわぶき」を
つれあいが我が家に持ち帰り、庭に植え替えて久しい・・。

俳句の季語にでも使われそうな、寒い冬の 雨の 一日。

そんな俳句や詩情などという感性などとは無縁の六兵衛でも
晩秋の寂しくなった庭に 少々の華やかさを残してくれていた
石蕗(つわぶき)の黄色い花に感謝である。
しかし 本気の冬がやって来ると、黄色い花はタンポポの
ような綿帽子となり、風に吹かれて飛んでいく。
今では 晩秋になると「つわぶき」の黄色い花が
庭のあちこちに見られるようになった。

「つわぶき」の花言葉を調べると、『困難に負けない』と
『謙遜』だという。
今の日本に限らず 世界の情勢を見ても・・
強いものが ますます強くなろうとし、身勝手に弱者を切り捨て
わがままを押し通している。
今、強いとされる者の「謙虚」さが、もっとも大切だろうし
決して「困難には負けない」と思う弱者の強い意思を
言い表している「つわぶき」の花言葉である。