六兵衛と つれあいの、ここのところの朝食は
半分づつに分けた「りんご」と「インスタントコーヒー」、それに
昨年の秋に裏の畑で収穫した小形の「焼き芋」が 時々付く。

六兵衛が子供の頃は、大した食い物もなかった時代で
ばあさんが 腰を曲げながら裏山で作っていた「さつま芋」を
焼いたり蒸したりして、よく食べた。
また、蒸した芋を平たく切り、それを河原へ行って広げ
数日 干して、日持ちのする「干し芋」を食ったりもした。
だから芋は もう 食い飽きていて、これまで まったく食う気が
しなかった六兵衛なのである。

ところが この小振りの「さつま芋」、美味いのだ。
「さつま芋」の種類が六兵衛好みで美味いのか・・
六兵衛の味覚が変わったのか・・
腹の減った朝に食うから美味いのか・・
我が家で作った芋だから美味く思うのか・・
多分 それらすべてが正解なのだろう・・。