昨年の秋、裏に畑を作るために 六兵衛と つれあいの二人で
力を合わせて開墾し、4つの畝の畑を作った。
えんどう豆や玉ねぎ、ニンニクや小松菜、ほうれん草やレタス
等々の野菜を植え、寒さよけの為の寒冷紗や温室用のビニール
を掛け、冬から春にかけて育ててきた。
それらの野菜のほとんどは、2月の終わりあたりから徐々に収穫し
毎日のように 六兵衛と つれあいの腹に納まっていった。
季節も3月の半ばになり、春の野菜のシーズンの始まりである。
昨秋 開墾した裏の畑は、4つの畝で十分だと思っていたのだが
工夫をすれば もう一つ畝が出来そうな・・という事になり
この3月に入って、5つ目の畝を作った。
その畝作りをしていて、疲れたから 一服していたとき
何処からか鳥が、畑に飛んで来た。
雀より やや大きく ちょっと派手目の、六兵衛には名前も知らぬ
鳥である。
土を掘り起こしているものだから、土中から出てきた虫などを
食べに飛んで来たのかもしれない。
飛んで来た時は、開墾用のスコップの「握り部」に とまったので
急いで写真を写そうとポケットからiPhoneを取り出そうとしたが
相変わらず そそっかしい六兵衛だから、ウロウロしている間に
飛び立ってしまったが、それでも 再び えんどう豆の支柱の竹先に
とまってくれて、やっと写す事が出来た・・。
新しく作り終えた5つ目の畝には、早速「じゃがいも」の苗芋を
植えた。
何気に東の空お見ると、気球が浮かんでいるのに気がついた。
あの気球 何やろ?
宣伝用のアドバルーンでもなさそうやし、何かの観測用の気球なら
下に観測用器具が ぶら下がっているはずやろうに・・。
例えば こんな感じで・・。
さほど強い風ではなかったが、わずかの間に東の彼方へ
飛んで行ったみたいで・・そのうち 見えなくなった。
表の畑に植える予定のキュウリやトマトナスやゴーヤなどのタネは
春とはいえ いささか まだ寒いものだから、家の中で
湿らせた台所用 紙ナプキンに浸して、芽が出るのを待っている。