『石狩川悲歌』

六兵衛の散歩は、200数十曲ほどの古い流行歌を iphoneの

音楽再生アプリ「ミュージック」に保存して、イヤホンで聴き

ながら歩いている。

 

保存した200数十曲に、それぞれの良さはあるのだが

それでも その時々によってスルーっと流れていく歌もあれば

改めて耳に残って、その歌のことをブログに書きたいと思う

ときもある。

 

三橋美智也さんが歌う『石狩川悲歌(エレジー)』である。

石狩川悲歌

作詞:高橋 掬太郎 さん  作曲:江口 浩司 さん

昭和36年(1961年)のヒット曲だ。

君と歩いた石狩の

流れの岸の幾曲がり

思い出ばかり心につづく

ああ 初恋の遠い日よ

ひとり仰げば ただわびし

木立の丘の日暮れ雲

黒髪清く瞼に消えぬ

ああ 初恋の面影よ

君を思えば身に染みる

石狩川の夕風よ

二度とは逢えぬ この道なれば

ああ 初恋の日が恋し

 

二度と逢うこともない初恋の人の面影を求めて

石狩川の川辺にたたずめば・・スローテンポの曲に載せて

三橋 美智也 さんが静かに熱唱する。

 

石狩川とは、北海道大雪山系石狩岳の西斜面を源とし

そこから川上盆地、空知地方、石狩平野など 22の市町村を

流れきて石狩湾へと注ぐ大河だ。

名前の由来はアイヌ語の「イ・シカラ・ペツ」からきたとの

説などがあるそうだ。

 

蛇足ながら・・・

六兵衛の記憶では、この『石狩川悲歌』が歌われた前後の時代

「純愛」をテーマにした小説や歌謡曲が多く作られていて

そんな小説を映画化したり、ヒットした歌謡曲の人気に

あやかった映画なども多く作られていた。

 

純愛映画の代表的な作品といえば、1955年(昭和30年)

伊藤 左千夫さんの小説「野菊の墓」を木下 恵介さんの監督で

『野菊の如き君なりき』とタイトルを変え、松竹映画で公開

されている。

その後も安田道代さんや松田聖子さんなどが主人公の ”民さん”

を演じた。

 

『民さんは 野菊のようなひとだなぁ・・』

インターネットの電子図書館「青空文庫」で

伊藤 左千夫さんの小説「野菊の墓」が読める。

青空文庫

 

また、山陰地方の大地主の息子と山番の娘の美しくもはかない

恋を描いた大江 賢次さんの小説「絶唱」も映画化され

浅丘ルリ子さんと小林 旭さんが演じた最初の映画から

その後、和泉 雅子さんや山口 百恵さんらが山番の娘を演じて

いる。

舟木 一夫・・芝居 へたやったなぁ〜。

 

その他にも、「夕笛」「愛と死を見つめて」「伊豆の踊り子」

「江梨子」「泥だらけの純情」等々 等々、数多くあった。

 

「純情」・・今では もう 流行らんかもしれへんし

汚れている奴に限って ” 純情 ” を求めたがる・・などと

言われたら、グーの音も出えへん 六兵衛やねんけどナ・・。